お家を探そう!(1)【ナツキの視点】
メイが僕のもとへくる準備が進みだしました。
となると、僕としては・・・・。
彼女と子供と3人で住むところを探さねばなりません。
当時、僕はお店のすぐ脇に小さな部屋を借りていました。
部屋という言葉は使っていますが、ベット、お風呂、トイレのみ。
台所もありません。当然、冷蔵庫もありません。
食事?お店で作ります。
部屋は帰って寝るだけです。事実上、寝室ですね。
倉庫だった場所をちょいリホームしただけの、ほぼ小屋でした。
それで、十分だったのです。
さすがの僕も、
これはいかん。論外だ。
ツインなんのというより、まずは人としてちゃんと生活できる部屋を用意しなくては!
とさすがに気が付き、物件探しです。
しかし、僕は不動産探しはとっても苦手。
色々ある情報をみているだけで、眩暈がします。
珈琲豆なら何時間でも選別できるのですが、お部屋の情報はまるでだめです・・・。
メイのサポートを受けて、不動産情報の海を泳ぐことになりました。
彼女は、器用にスマホを操り、
「こんなのあったー」
と送ってきます
僕はあたふた不動産屋の名前を見て、電話する。
そんな連携も、ちょっと楽しい二人でした(^^。
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