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itawo_san528
まずはこれ食べて
原田ひ香さんの書かれるお話はいつも美味しそう。ただ食べ物が出てきて「美味しい」というものではなく、話のサイドでポイントを抑えるように出てくる。
ある会社の家政婦としてきた主人公が夕食として、お夜食として作ってくれる。その会社は数名で起業しやっと軌道に乗ってきたところ。
人には得て不得手がある、うまくいくときはそれが噛み合っているが、時期が移るとその組み合わせも変わってくる。その時、それぞれの人はどう考え、どうしてゆくのか。根底には「役に立ちたい」、「自分の居場所が欲しい」、「存在意義を自他ともに認めたい」という思いがあり、それは自然なことだと思う。思うが、なぜなのかとも思う。
6章までの話の流れとエピローグ、果たして最初からこの形で締めたかったのかな?
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