10年超のサイレント期間
私はあなたに逢えない日々が絶えられなくて
私から離れたのに。
いや、あなたが終わりを決めて、私が逃げ出したのに。が正確かも。
あなたと離れて過ごす毎日に
一時期は精神が崩壊して、ほとんど全てのものを失いかけた。
それでもなんとか這い上がって、
過去のトラウマからやり残していたことに取り組んだ。
あの時のエネルギーは尋常ではなくて、
きっとあなたと出会っていなければ、
こんなことは成し遂げられないということを
数年間、苦しみながらやり抜いた。
これまで逃げて後回しにしていたこと
やらずに後悔していたことに
向かうエネルギーをくれたのは、
まぎれもなくあなたに逢えたからだった。
そして現実世界で、私の挑戦を支えてくれた人がいたからだった。
私がサイレント期間に、こんなことをやるとは思ってなかった。
いや、あなたを失った代償に、とてつもなく大きな何かをしていないと、とても心がもたなくて、突き動かされるように取り組んでいた。
毎日泣いていたけれど、そのことをやっている間は辛さを忘れられたし、夢中になれた。
その代償に、数年間の記憶が曖昧。あまりに極限状態だったからか、よく思い出せない。
その莫大なエネルギーのおかげで、私の人生は一変した。大袈裟だけど、少しだけ、住む世界が変わった。
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