題目『いしころ』
今宵のTwilloの冒険の題目は『いしころ』。
また。。
「石ころ」に戻っちゃったな。
そこらへんに転がってる「石ころ」に。。
なに。
初めてのことじゃない。。
以前にもあったよ。
「石ころ」みたいになって。
まわりを見上げていたことが。。あった。
今は何にもできない。
ジタバタしても仕方ないしな。。
ただ。
そこら辺に転がっているんだ。。
そうするしかない。
もう。
悔しいとか、恥ずかしいとか。。
そんなことも薄れてきた。
ただの「石ころ」だからね。。
転がって。
すべてを見上げているんだ。。
いちばん向こうに空が拡がっていて。
手前にくるほど近くのものが通り過ぎていくよ。。
何もせず。
ぼんやり眺めるばかりだね。。
こうしていると。
不思議な気分になる。。
大地にへばりついている。
すべてを見上げている。。
そうか。
「石ころ」は大地の一部分だ。。
大地からしてみれば。
どうせみんな。。
へばりついている。それだけだ。。
木々も。
動物たちも。。人も。
家も。。大きな建造物も。
それこそ。。
この巨大都市だって。
大地にへばりついている。。それだけだ。
「石ころ」も。
やっぱりへばりついている。。
とてもとても小さいけどね。
へばりついていることには。。
変わりない。
何なら。
「石ころ」は正真正銘、大地のかけらだ。。
よかった。
ちゃんと全体の一部なんだ。。
よかった。
どうして。
ここに居るのか。。
どうやって。
ここまで来たのか。。
そんなことは。
考えない。。
わかっているのは。
いま、ここに転がっているということだけ。。
大地にへばりついているということだけ。
それで十分。。
それだけわかっていれば十分だ。
また。
「石ころ」に戻っちゃったな。。
いや。
また。。
「石ころ」に戻ることができたな。
なんとも。。
清々しいや。
『いしころ』になって。
すべてを見上げていると。。
ちっぱけな存在なハズなのに。
なんだか。。
とても大きなものになったような気がしてくる。
それこそ。
大地そのものになったような。。
そうだ。
この感触だ。。
やっと。
また。。
戻ることができた。
この感触のまま。
ここから先も。。
緩やかに絶え間なく進んでいくと致しましょう(ニヤリ)。。。
Twilloでのワタクシのいつもの最後のセリフ。。
「ワタクシは自分では値段を決めていない。のです。。よ。。。」
適当なものを「サポート」のところに入れておいていただければ
幸いです。。。