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詐欺のせいで親子揃って沈むメンタル


最近ものすごくやる気が落ちている。
困ったときだけ頼まれる。なんでこうなんだ、いつも私は。などと重たいグレーな何かがドーンとのしかかられているような気持ちになる。なんのために私は生きてるんだ。

なんて。ここでこんな言葉をつぶやけると言うことは、実際はそこまで深刻ではないと思う。愚痴はこの程度にしておこう。


詐欺、その後

さて例の父が被害に遭った詐欺についてだが、概ね片付いたので
書いていこうと思う。もしかして皆さんのお役に立てる情報もあるかもしれない。


詐欺に遭ったその日に書いたnoteとは実は色々違っていた。父は私にも細かい事実を話していなかった。その後もプチ嘘を重ねている。


父はあの日、口座間振り込みをしていた。ちょっと考えれば解ることだけど、当日私もテンパってた。口座番号も死守してなければタンス預金からの現金振込でもなかった。


振込先口座が凍結されていた

被害の数日後警察から電話があった。父が振り込んでいた2カ所の口座の内一つが凍結されていたらしい。父は入金できたのだから、どの時点で凍結されたのかはわからないが。
「欲をかきすぎて、相当の振込を一斉にさせた」警察が言うところの凍結された理由はこうだった。


振り込め詐欺救済法

その後警察からの指示で、振り込んでしまった銀行(auじぶん銀行)の詐欺被害の担当と父が話をすることになった。しかし疑心暗鬼の私はもう何も信じられなかった。

見たこともない銀行のオペレーターをどうやって信じたら良いの!?この人、父の口座番号を記録することだってできるやん。などと理由のわからない思いにかられた。


いかんいかん、これではカスハラだ。と荒ぶる心を抑えつつ所定の手続きを父にさせ、私はスピーカーで聞いていた。


結論としては父は振り込んだお金の一部が


振り込め詐欺救済法

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/2.html


に基づき、運が良ければ一部でも救済されるかもしれない

※リンクが明示されませんが政府広報オンラインですのでご安心して、よければ御覧ください。


というところで落ち着いた。ただ、口座の持ち主が「それ私の口座だからそのお金は私のものです」と申告した場合は誰も救済されないらしい。まぁ、申告した時点で口座を売るという罪に問われるので現実的にはありえない。


その後の作業としてここまでにやってきたこと

スマホの電話番号を変更、家の数カ所に防犯カメラを設置、センサーライトを設置、インターホンを交換した。


一番重要かと思われる被害口座だが、少し面倒なことになった。
(ここで書くとえらく長くなるので、別に書きます)


聞いてはいたもののぞっとする手口


ところで今回刑事さんから詐欺師の諸々の手口を聞いた。よく聞く話だが、本当にそこら辺で詐欺師=闇バイトはうろついているかもしれない。

通帳やカードなども詐欺市場には簡単に出回るそうだ。通帳と言っているくらいだから、ひょっとしたらもっと大きな詐欺なのかも知れない。


下のような流れもよくあるパターンだそうだ

空き家とポストを見つける
            ↓
空き家ポストを指定して通帳などを入れたレターパックを送る。(通帳やカードは売られたもの)
            ↓
そして空き家のポストにレターパックが投函されるのを待ち、レターパックを回収。    
            ↓   
回収したレターパックはまた別の場所に運ぶ     

詐欺の仕事は細分化されている


これら全てにそれぞれの担当がいる。オシゴト=闇バイトだ。単発バイトに応募したらうっかり闇バイトだったなんてことはあるのかも知れない(私は気づくと思う) 


そもそも顔が写っていようが、バレようが、実行しようが罪の意識を感じられない。という人が闇バイトや実行犯にはたくさんいるらしく、心底呆れると刑事さんも言っていた。

開いた口が塞がらない



こんな訳でカメラにしても『身を守る<犯人を捕まえる』意味のほうが強そうです。父の場合暗証番号以外すべての情報を抜かれた一戸建てに住む独居老人なので、もう条件が揃いすぎ。防犯ブザーを持たせたり、逃げる隠れる訓練をさせたりと今も神経をすり減らしている。


おまけに海外からの電話で今回詐欺に遭っているのですが、どういうことか、通話料金が受取り側払いになっているパターンがあるそうです。ひょっとしたらこの後高額な電話料金を払わなければならないと言う心配もあります。皆さんもぜひ気をつけて!


最近などはそこら辺で座ってスマホで電話をしている人を見ると「ヤミバイト……。」などと疑ってしまう私。かなり疲れていると思います。






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