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帰天

2025年はじめてのnoteです。


年明けて間もなく母が帰天しました。
何となく。という気がしていたので、直近は訪ねるたびに私が心の内に思っていることや、母への感謝を言葉で伝えるようにしていました。もう理解してもらうことはできないと思っていましたが、しっかり私の思いを受けとってもらえた実感があります。


最期は施設のご好意に甘えて、泊まらせてもらったり早朝に入らせてもらったりしながら、最期の時を家族全員で看取ることができました。


その後綺麗に整えられた母は、昔のように美しくて優しげな表情に戻っていました。不思議ですね、人間て。
最後の手続きを済ませ、外に出ると澄んだ夜空に月と明るい金星が輝いていました。何だか清々しい気持ちにもなりました。



今年90を迎える歳だった母、老衰という診断でした。家族、少なくとも私と姉は心から安心しました。寂しいのは当たり前ですが充分生ききってくれたおかげでそんなに悲しくない。母にとってもこれで幸せだったと思います。


※母はカトリックを信仰しているので「帰天」とさせて頂きます


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