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飲酒抜きのコミュニケーション


従業員意識調査

従業員意識調査なるものが行われました。結果の説明も受けたのですが、その後どうせよとも言われず、結局何がしたいのでしょうか…各自、勝手に課題を解決しなさい、ということ??

従業員の課題意識の一つは、コミュニケーションの活性化、帰属意識云々でした。人事が大々的にやっているのは、定期的な食べ物の支給や、全社イベントなどです。しかし、全社運動会とか温泉旅行など(どちらもやっていません)は、興味がない人もいます。少人数の、宴会ではないコミュニケーションを求める声がありました。

読書会

お誘い

ペーダ・イルステズ《室内で読書する少女》1910年頃

毎週、本を紹介して下さる上司がいました。翌週には15分くらい、本の感想をお話しました。同じ本を読んで、感想を共有することが、信頼関係の構築やコミュニケーションの活性化に効果があると思いました。感謝してもしきれません。少人数、飲酒抜きのコミュニケーションなら、読書会が良いのではないでしょうか。

死ぬときに後悔することは、一人の時間を取らなかったことではなく、もっと人と仲良くしなかったことだろうと思っています(死ぬときは訳が分からなくなっているだろう、ということは措きます)。「読書会なんて、シャラくさいのではないか。参加してもらえないかも」とも思いました。でも、断られたところで、失うものはありません。

「声をかけてもらってうれしかった」、「楽しそうですね。私も参加したい」と言って頂きました。8人も参加して下さることになりました。

課題図書

課題図書は、こちらでいくつかピックアップした他、参加者から募って、投票で決めました。初回は、分量が少なく、取り組みやすそうな本にしました。

読書会開催

↑を参照し、One Noteの共有メモに、①分かったこと、②分からなかったこと、③議論したいこと、④その他、を事前にメモしてもらいました。私は、ファシリテーションの本を読んだりもしましたが、難しい議論をまとめて結論を出す目的はないので、そこまで必要なかったと思います。

  • アイスブレイク 2分

  • 各自、感想を発表。 約30分

  • 議論したいことから議題をピックアップし、ディスカッション。20分

  • まとめ 5分

ディスカッションのところで、盛り上がりました。

  • 分かりにくい文章を書く人は、読み手としても、見当違いの解釈が多い。

  • 薄明の契約書やコメントの文章には慣れた。他社起案の契約書よりも、かなり早く読める(本当にごめんなさい)

  • 感情的になって書いた文章は、後から読み返すと分かりにくい。誤字も多い。

  • 特定の相手に向けて書いた文章は、多少は感情が入っていた方が良い。人を動かすには、感情が入っているのが効果的。契約書や報告書に感情は不要。

自分一人で、本の字面を追っても、ここまで考察することはありませんでした。参加して下さったメンバーの、聡明さ、思慮深さ、やさしさなどに改めて気付くことができました。
Kindleでマークしながら読むと、マークした箇所が抽出できるので、感想をまとめやすくて良いね、という話もありました。

天才に、とても楽しかったです、と報告し、次回は参加頂けることになりました。

お茶会

もう一つ、やっていることは、やさしいお兄さんのようなconfidantと、紅茶好きがきっかけで仲良くして下さる若者とのお茶会です。行きたい感じの喫茶店を見つけたら、仕事帰りに立ち寄って、1時間くらいおしゃべりする、というものです。

高校生の時、友達と、放課後にファミレスや駅ビルで延々としゃべっていました。何をそんなに話すことがあったのか、思い出せませんが、20年以上経っても、キラキラした感じだけは鮮明です。あの時のようだなと思っています。夫に「なんでそんないい人生なん。うらやましいわ」と言われます。私もそう思います。

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