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タイムトラベル絵画


フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラー(1793-1865)

Ferdinand Georg Waldmüller(オーストリア)
ビーダーマイヤーの主要な画家であり、同世代の画家に大きな影響を与えた。ウィーンの美術学校に学ぶ。青年期は、クロアチア貴族の子弟の美術教師を務めた。夫人が歌手だったため、演奏旅行に同伴し、舞台装置をデザインした。作品は、肖像画(ベートーヴェンの肖像画含む)、静物画、風俗画、風景画と多岐に渡る。綿密な自然観察が絵画の基本であると考えた。細部が精密に描かれた風景画に特徴がある。ヒトラーのお気に入りの画家の一人でもあり、作品は、ユダヤ人収集家から没収されて、ヒトラーの美術館に収められた。

歩きスマホ

《期待》1860年頃、ノイエ・ピナコテーク

どこからどう見ても歩きスマホです。また薄明かりの絵画が適当なことを言って、と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。Wikipediaにも、ちゃんと以下のように書いてあります。

タイムトラベラーたちは、この女性がiPhone的な近代のテクノロジを持っていると主張する。しかし、美術史研究者は、絵が描かれた当時に一般的だった小さな祈祷書であると指摘している。

Wikipedia

ウソだと思う方はWikipediaをご参照下さい。

13年前と現在

13年前

《若い農婦と子供たち》1840年、ノイエ・ピナコテーク

かわいい!在宅勤務のテレカン中に、こんな子供たちが写ったら、お母さんとしては困るかもしれませんが、他の参加者はうれしいですね。

現在

《窓辺の子供たち》1853年、ザルツブルク美術館

同じ母子の13年後とはどこにも書いていませんが、同じ場所、同じ家族だなと思います。最近、生まれた赤ちゃんもいます。

懐かしい風景

《ハルシュタット》1839年、ザルツブルク美術館
2023年、伊根

伊根の船宿かと思いましたね。

《オーストリアの風景》1835年、ベルヴェデーレ美術館

こういう風景なら、京都から北行きのバスの窓から確かに見た気がします。

《トラウン湖》1835年
《イシュル、レッテンバッハ渓谷》1831年、ゲオルク・シェーファー美術館

具体的にどこというわけでもないですが、懐かしい感じのする風景です。

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