菖蒲の葉
夏向けの乳香
昨年の夏に購入した、ニールズヤード・レメディーズの、乳香の香水、オードパルファン・フランキンセンスは、気温が40度近く、体温も37度を超える(冷血動物のため?夏場は、平熱37.5度くらい)ときに、良い香りです。乳香は、加熱によって、香りが引き立つそうです。この香水は、気温が下がってくると、一発でてきめんに頭が痛くなります。何度かやってみても毎回ダメなので、寒い時期に付けるのは諦めました。
香水と頭痛
他の香水も試してみました。ただ、9割以上の香水が苦手です。最初、良い香りと思っても、ベースノートで、だいたい頭痛が出てきます。香水は、非常に高価なものも多いので、ベースノートまで確かめることが購入の前提と思いました。
武蔵野ワークス
にも拘らず、オンライン販売のみで、試すことができない、武蔵野ワークスの香水を購入しました。複数のウェブ記事に、淡い香り、飛びやすい、と書かれていたので、これなら大丈夫かも、と思いました。
珍しい、ロウバイの香水を試してみたかったのです。4ml790円を、1個だけ買うのも気が引けるので、「蜜柑の花」と「菖蒲の葉」も購入しました。商品ごとの「香水アドバイザーのささやき」という秀逸なコラムは、「●●が苦手な人には、この商品はお勧めしない」というようなことも書いてあって、選ぶ参考にさせて頂きました。
ろうばい
期待し過ぎました。かなり癖の強いフローラルです。通販の香水の場合、こういうことはあって当然です。ただ、不思議と、こういう香りが欲しいな、というときも稀にあります。その時だけ使っています。
蜜柑の花
後の方に行くに従い、香りが良くなる、珍しい香水です。ネロリとジャスミンの甘い残り香が良いです。
菖蒲の葉
3つの中で一番好きでした。あまり香水らしくない、さわやかで懐かしい香りです(香水が香水らしくないと言って喜ぶのも変ですが)。頭痛の欠片もありませんでした。2週間くらい使って、しばらく休んで、また付けてみました。この香水をつけていた人がいたとか、思い出の香り、ということではないですが、優しい、好ましい人や、昔のきれいな記憶などを思い出します。4mlは2か月程度で使い切り、25mlのボトルを買いました。好きな香水は、説明に「漢方薬/歯磨き粉のよう」、「ユニセックス」とあることが多いです。
「菖蒲の葉」のフルボトルを購入する際に、2種類、追加してみました。
ポロヌプリ
公式サイトにもありますが、変な名前の香水ですね…途中まで良い香りで、後半に行くにつれ、老いを感じさせる香りになって苦手でした。
サイレンス
これはダメでした…強烈な白檀。
苦手なにおいが持続するので、耐えられなくなり、洗いました。ポジティブなレビューばかりですが、私の嗅覚がおかしい、とかではなく、単純に好みの問題と思います。
参考書籍
色々香水を試す前に、読んで良かった一冊です。天然香料や、オーガニックが◎で、人工香料が×というわけではない、天然のものでも有害なことはたくさんある、匂いについては、未解明のことがとても多い、などが書かれています。