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仕事と恋は一緒なのか

「求められなくなると感情を失う」

これは、今の仕事に対する私である。
新しく、同じくらい業務ができる人が入ってきた。

その人に覚えてもらうためか、今までの仕事をその人にやってもらい、私は全く別のことをしている。

辞めてほしくないからという理由で結構ヨイショされているその人(以下Nさん)はたしかに仕事ができる。私とも仲良く話をしてくれる。良い人である。

いつしか何も言われずに違う仕事を振られるようになった。そうなった経緯の情報が欲しかった。だから「覚えてもらうためなのか」は、完全に憶測だ。こういうのって一般的に共有されるものじゃないの?と思った。

また、私はこの部署をゼロから始めた時にいたメンバーになる。試行錯誤しながら失敗を重ね、どうしたらより良くやっていけるのかを考えてきた。そのせいか、あまり褒められたことがない。とはいえ、褒められたところで謙遜してしまうから自分の中ではカウントされていない気がする。これは私のせい。

しかしながら、別の業務をしている私に「Nさんに教えておいた方が良いことってありますかね?」と聞かれたことがある。
その時はどんな感じで進んでいるのかを知らなかったため、「Nさんがどれくらい出来ていることがあるのかわからないので何とも…」と答えた。

すると、「椎名さんと同じくらい出来てます」と返ってきた。え?じゃあ教えるも何もなくないか?何故私に聞いてきた?同じくらい出来る人だからお前も負けないようにやれよって?などとぐるぐる考え、3日ほど鬱になった。

何故そのようなことを聞いてきたのかを後々本人に問うたところ、「特に深い意味はなかった」だそう。「他人と比べちゃダメだよ」とも言われた。

比べてなどおらず、あなたが悩ませるようなよくわからないことを言ってきたからこんな心境になっているんだろうが。もっと私もNさんのように褒めてほしかったよ。しかもヘラヘラ笑いながら話すな。こっちは泣きながら話しているのに。ずっとモヤつく心を抱えていたのに。

というドロドロした嫉妬心と怒りが芽生え、一線を越え、どうでも良くなった。私がいなくても仕事が回るのならもう私はそちらにいなくて良い。都合よく納期に間に合わすために私を使うような真似はしないでほしい。そう思うようになってしまった。

ちゃんと経緯を説明して、理由がはっきりと分かっているのなら話は全くもって変わってくる。そもそもNさんは何も悪くない。むしろすごい人だ。

先ほどの話の最中に「椎名さんはこの部署のエースなんだよ」「頼りすぎていたと思ったから気分転換に違う仕事をやってもらっているだけ」とかなんとか今更すぎて何も感じなかった。

私はその部署の仕事が好きだ。今までの会社で一番やりがいを感じているし、ちゃんと思考を巡らせて行っているから仕事している感がある。

でも、一週間のうち、2日間だけ呼ばれて手伝って終わりの日が続けばモチベーションは下がる。「あ、私いらないじゃん」こう考え始めると当初の熱は音を立てて一気に冷める。

恋愛と似ているなと感じた。最初は良かったのに段々と相手からの好意を感じられなくなって自分だけがという状況になると冷めてしまう。そして後に謝られても手遅れなのだ。

馬鹿馬鹿しい。雑に扱われるくらいなら降りた方がマシだ。私の知らないところで私のことを褒めている話をしていると聞いたが、いやいや、なんで直接言ってきてくれないんですかね。私だって人間だよ。言われなきゃわからないよ。

と、まあ結局愚痴の話になってしまったが、人間は行動で見ろと言われていても報連相や褒める言葉などは言っていかないと良好な関係は築けない。

今後、心境が変わるのかはわからない。未来のことは未来の私に託して、褒められたいから仕事をするのでもなく、やる気を起こすでもなく、”無の感情”で仕事をしようと思う。疲れます。社会人。

読んでくださりありがとうございました。
また来週!

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