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はじめての入学式
タイトルからして、子育ての話みたいですが
これは私が1年生担任としてはじめての入学式という意味です。
先月、3年生の担任をさせていただき、無事に卒業生を出させていただきました。
教員は年度ごとに学年所属が変わりますが、3年生を卒業させて、そのまま新1年生の担任というのが王道コースです。
だから順当にいくと次は1年生の担任…なんですが
しかし、私は今までの教員人生で1年生担任をしたことがありませんでした。
2年生担任、3年生担任は複数回ずつあるのですが
1年生担任はありません。
これは、たとえば新2年生の担任の先生が、何らかの事情(転勤、相性など)で持ち上がれないときに
代わりに緊急登板するという、教員業界ではよくあることです。
(考えてみれば、私自身の学生生活も、3年間同じ先生が担任なんてクラスはほとんどなかったです。)
まぁ、その「緊急登板」をよくさせられてきました。
数年前は、2年生のうちにシッチャカメッチャカなったクラスの敗戦処理(笑)をしたこともあります。
昨年度に卒業した3年生とも、最後の学年から入れられまして…
一応「学年希望」というものはとられます。
しかし、ずーっと「1学年」と書いてきた私の希望は通ったことがありませんでした。
そしてやっと!!今年度は新1年生を持たせてもらえることに!!
途中の学年から入るというのは、
言葉は悪いのですが、言うなれば「よその子」を育てるような感じです。(まぁ生徒ってよその子ですが笑)
しかし!!
1年生から担任ができるというのは、
「うちの子」に染められる
ということなんです。
そして今日。入学式。
気合を入れるべく、卒業式で着た礼服をスタンバっていたのですが
学年主任「え?礼服やら入学式は着らんよ」
とのことで、スーツに白ネクタイで出陣です。
初めて顔を合わせる新入生、高校1年生はまだまだ中学生のようでした。
これが…「うちの子」か……
そう思うとしみじみ。
マスク越しなのが本当に残念ですが、これから3年間が楽しみで仕方ありません。