シーラカンスさんとおしゃべり <後編>
私:そうなることを私も祈ります。私は研究者ではないので、実はこのような研究の目的というのが良く分かっていないのですが、人間は未知の生物やその生態を知ることで、希少種の保護や地球環境の保全、改善に繋がると信じているから捕まえて解剖したりCTにかけたりしたくなっちゃうんですかね。
それで、捕獲された時はどんな感じでしたか?差し支えなければ教えてください。
シ:恐怖。そして暑かったです。(格闘した)疲労と暑さで体が思うように動かなくなりました。(生息域の水温と海面の水温にかなり差があった模様)私は静かな暮らしを続けたかった。
私:そうなのですね。生きている時は幸せでしたか?
シ:静かでした。その静けさが心地良かったです。
私:静かで平穏に満ちたなんとも言えない感覚を受け取っています。地上でこんな感覚を感じた経験はありません。瞑想状態に近い感じ、ですかね。
ちなみに、近くに仲間はいましたか?
シ:いました。遠くの仲間とも(テレパシーで)交流がありました。
私:どんなことを話すのですか?
シ:環境のこと、餌のことなどですね。
私:そうなのですね。シーラカンスさん達が「生きた化石」と言われる希少種として存在することについては、どう思われていますか?
シ:私たちは役割があって生き延びています。生かされているのです。
私:どんな役割ですか?
シ:私たちの体に記憶されている情報があります。今の魚類には含まれない成分があります。地球は種の貯蔵庫です。宇宙の記録として残しておくため。そして、この海域に必要なエネルギーの供給源としての役割があります。(地球のチャクラのような場所に、必要なエネルギーを供給している感じ?色にすると、オレンジ色のような感覚を受け取りました)これが必要なくなれば私たちは去ります。(地球から)
ここまで伺って、インタビュータイム終了。
限られた時間で、その場で思い浮かんだ質問を次から次へと並べていっただけでしたが、シーラカンスさんの深淵なる世界にほんの少し触れられた感じがしました。シーラカンスさんのいる世界は、深海というより宇宙な感じ。
あ、両方行ったことないんで、あくまでイメージの話ですけどね。
独特の眠さと「クラクラする感じ」もあり、シーラカンス先輩、只者ではないことを体感いたしました。
貴重なお話を聞かせていただき、誠にありがとうございましたm(__)m