動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.3
<前回のお話>
動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.2
アニマルコミュニケーションワークショップの最初のエクササイズ、自分が選んだ生き物さんになりきってみよう!
の、なりきりタイムが終了し、参加者のシェアタイムが始まった。
サークル状に座っている約20名の参加者が順番に、自分が選んだ動物と、その「なりきり体験」を簡単に発表していくのだ。
7年前の話なので皆さんがどんな動物さんになっていたかまでは良く覚えてないのですが、ウミウシさんを選んだ人は流石に私だけだった、
のだが、なんと
ナメクジさん
を選んだ人がいた。
えっ!?
と私は結構衝撃だったのだが、参加者の皆さんは特に意に介す様子もなく、講師のマリーも、あら、そうなのね、くらいの反応だったことにも、私は静かに驚いた。
が、ナメクジさんを選んだ彼女に、ちょっと近しいものを感じずにはいられなかった。
なぜならウミウシさんは、海のナメクジさんなのだ。
元々持っていた貝殻を捨てた、なんとも潔い生き物なのである。
英語でナメクジさんはSlug、ウミウシさんはSea Slug。
彼女のナメクジさんなりきり体験の内容までははっきりと覚えていないが、
「Wet」
と言っていたのは覚えている。
なるほど。
ウミウシさんは生息場所自体が海の中なので、特にウェットっていう感じはしなかったな。
私の番が来て、ウミウシさん体験を短く語り、最後に「悲しみとか、そういう感覚はよくわからなかった」と言ったら
「悲しみを感じない生き物もいるわね。ウミウシにもそういう感情がないかもしれないわ。」
とのこと。
なるほど、そうなのか、というか、ウミウシさんの悲しみなんて、今まで考えたこともなかった。
もしウミウシさんに悲しみがあったとして、それを知ったところで私に何ができよう。
悲しみという感情を持たないことが幸せなことなのかどうかは別として、いつも海でお会いするウミウシさんたちは悲しくない、と思ったら、なんだかちょっと安心した。
そんなこんなで、ワークショップは次のエクササイズへ。
次のお題は
「会場に来ているわんちゃん(1匹選ぶ)をとにかく観察し、どんな性格のわんちゃんなのかをイメージしてみる」
とのこと。
私の隣の女性がラブラドールとご参加で、選ぶも何もすぐ隣に寝そべっているので、そのわんちゃんをとにかく見つめてみることにした。
<動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.4> へ続く。
<ACを始めることになった経緯編>
1. アニマルコミュニケーションに片足を突っ込むことになった経緯
2. 動物さんと会話をする以前の懸念事項
3. 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.1
4. 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.2