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動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.6

<前回のお話>
動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.5

ラブちゃんの思いがけないパフォーマンスが賞賛を浴びた後、今度は隣に座る飼い主の女性が、私のシェアについて話し始めた。

私がシェアした内容は概ねその通りで、ラブちゃんの言葉に間違いないだろうとのこと。そしてラブちゃんの想いに心を打たれたと、少し涙ぐんでいた。

当然私だって感動してうるうるしたかったところだが、自分でもまだ目の前で起きたことに半信半疑で、ふーん、そうなんですかー、へー、みたいな腑抜けになっていた。

動物さんとコミュニケーションするってこんな感じなのか、でも偶然かな、またできる気がしないな、というのが正直な初日の感想であった。
言っておくがこれは私の意識の問題であって、WSの内容とマリーの教え方自体は文句なしに素晴らしいものだった。

マリーはアメリカではACの先駆者として著名なペネロペ・スミス女史に主に師事していたそうだが、物心ついたころから動物さんとお話ができていたペネロペさんとは違い、マリーは完全に左脳優位の科学者タイプとのこと。

ACは右脳優位で行うものとされているので、マリーも「できない」を相当経験したそうだが、それゆえ「できない」人のことがよく分かっていて、教えるのがとても上手い。
おかげで何の期待もしていなかった私でも(ごめんなさい)、初日からこんな衝撃体験をさせてもらうことができたのだ。

そんなこんなで2日目。
この日のWSは「亡くなったペットさんとコミュニケーションをする」、というものだが、まずは生きている動物さんと写真を使ってコミュニケーションをする、というエクササイズから始まった。

各自持参した生きているペットさんの写真をマリーが集めてシャッフルし、ランダムに参加者に配る。写真にはペットさんの名前だけが書いてあり、写真を通してその子とお話をする。

マリーがあらかじめ用意した質問シートに沿って、一問ずつインタビューしていくのだ。

私に配られた写真には長毛種の白猫さんが写っていて、名前は「Lily」とある。
当時私は8匹のにゃんこと暮らしていたので、猫さんは馴染みがあるのでなんとなく安心した。

質問シートには、いつも食べている餌はどんなものか(ドライかウェットか)、餌のお皿は何色か、というような簡単な質問が5つくらい。

飼い主さんと答え合わせができる質問ばかりなので、自分が本当に動物さんとお話しできたのかどうかを検証できるというわけだ。
脳内妄想会話が、ACなのかただの妄想なのかが明らかになる、ある意味怖いエクササイズでもある。

写真のリリーさんに挨拶をし、最初の2問ほどをこなしたところで、ん?なんかリリーさん、イライラしてる・・・気がする、なんで?と思った瞬間、

「こんなどうでもいい質問に答えるためにあなたと話してるわけじゃないのよっ!!!言いたいことがあるから言わせなさいっ!!」

という言葉が飛び込んできた。

・・・

2日目も波乱の展開確定である。

動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.7へ続く

<ACを始めることになった経緯編>
1. アニマルコミュニケーションに片足を突っ込むことになった経緯
2. 動物さんと会話をする以前の懸念事項
3. 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.1
4. 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.2
5. 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.3
6. 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.4
7. 動物さんとお話ししよう in シアトル Vol.5

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