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5年ぶりに食べる八つ橋:『デモンズソウルリメイク』感想

自分の髪質にめちゃくちゃ合うシャンプーを見つけたものの匂いが気に入らずまたシャンプーを探す旅に出ることになりました。おはようございます。なんかアマゾン(ジャングルの方)の奥地で足滑らせて上から変な虫が落ちてきたときの匂いがします。アマゾン行ったことないですけど。

今回は『デモンズソウルリメイク』のお話しをします。前回すこし触れましたが(リンク参照)久々に落ち死にまくってきましたよ。
一応正式タイトルは『Demon's Souls』のようで、〝リメイク〟とは付かないのですが、以下説明の為に『デモンズソウルリメイク』で統一しました。

2009年2月5日フロムソフトウェア・SCEジャパンスタジオ(懐かしい!)開発、SCEから独占発売の『Demon's Souls』を、ブルーポイントゲームスがリメイクしたアクションRPG(死にゲー)です。2020年11月12日発売。
僕がオリジナル版をプレイしたのは2013年くらいだったと思います。

デュアルセンスの素晴らしさ

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▼まず言いたいのはここです。めちゃくちゃよく出来ています。PS5にはデュアルセンスのチュートリアル的なゲームに、『ASTRO's PLAYROOM』というものが標準で搭載されており、さまざまなデュアルセンスの感触や音を楽しむことができます。弓の引き具合、バネの感触、銃の感覚……などなど。これら『ASTRO's PLAYROOM』で体験した「これぞ次世代!」を、『デモンズソウルリメイク』では感じることができます。

▼触らないと正確には伝えられないのがもどかしい。デュアルセンスはその振動と音をうまいこと組み合わせて、臨場感を作り出しています。たとえばPSVRは「目」だけで臨場感を味わえる優秀さがありましたが、デュアルセンスは「音」「振動」だけで臨場感を味わえます。
プレイヤーが見ているのは画面だけなのに、震えるのはコントローラーだけなのに、本当にすばらしい技術です。よく考えたなーしかもよく実現したなーって頭を50往復なでてあげたい。

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▼経験者の方はご存じのとおり、『デモンズソウル』では状態異常、転がれない沼、リジェネなどなど、さまざまなエフェクトや負荷がかかります。その状態のとき、デュアルセンスは状態にあわせて振動と音を繰り出してきます。腐れ谷などの沼を歩くときなんて、「マジで進みづらい」と、触覚だけで感じることができ、また身体的ストレスも倍増です。
「危険なのだ」ということを手を通して体験できることが驚きでした。ストレスも半端ないけどな。

▼こういった技術を味わうと、ついつい「じゃあVRと組み合わせたらどうなりますの?」と思ってしまいます。はやくPS5×PSVRのコンビネーションを存分に活かしたゲームをプレイしたいです。そういえばPSVRの新情報、なーんも来ませんねぇ。

美しすぎてソウルロストがどうでもよくなる(よくはならない)

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▼2点目、とにかくキレイです。オリジナル版(PS3)の『デモンズソウル』だって、初見のときはキレイだと感じました。けれどそれを知っているからこそ、さらに迫力のある、美しいグラフィックに腰もソウルも抜かします。とはいえ、未経験者が見てもその美しさは感じ取れるでしょう。

▼また、フレームレートやラグについては、オンラインプレイ時でも安定しており、とくにカクついてどうしようもねえわクソがなんてことは今のところありません。ただ、サーバーを海外に変えるとすこーしラグがあったりカクついたりします。これはしょうがない。エレベーターが閉まりかけの時に走り込もうとしたおじさんが見えたけどエレベーターの操作権が自分になくて開けてあげられなかった時くらいしょうがない。

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▼フォトモードが神がかっており、フィルタなどを自在に変えることが可能です。ただし、他人の血痕や自身にかかっているエフェクトなどは消せません。気になる場合はオフラインでやればOKですが、血痕もけっこう良い味出すんですよね、けっこんだけに。ハッハッハ。

▼リメイクで追加された新装備のデザインも口うるさいフロムファンを黙らせるような出来でして、ブルーポイントのフロムゲーへの愛と敬意を感じ取れます。
ブルーポイントのリメイクやリマスターってめちゃくちゃ有名ですが、個人的に『メタルギアソリッドHDエディション』の出来がすばらしかったですね。今でもプレイしています。ぜひ、次世代機でもブルーポイントから出していただきたい。今年中に。もう一度言います。今年中に。

理不尽さや求められるスキルはそのまま

▼自身がへたくそなせいもありますが、まー落ちますしふとした瞬間に死にます。あの言葉にできないソウルロストをおかした気持ちは思い出のままです。『デモンズソウル』はそもそもボスが弱く、モブも1周目はたいしたことないのですが、地形はクソです。(褒めてます。)狭いし高いし沼る沼る。ただ、暗さに関しては改善されているように思います。

▼前回の記事でもすこし触れましたが、『ダークソウル』や『ブラッドボーン』でも地形による落下死&ハメられ死はあれど、『デモンズソウル』の地形の妙に関してはフロムゲーの中でも群を抜いているように思います。また、2周目以降の敵の火力もあの時の絶望のままです。

経験者の方へ

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▼気になった点を述べます。ただ、悪い部分とは必ずしも言えません。「こうあったらもっと好きになってたなあ」と思った点です。言い訳のようになりますが、僕がプレイしたPS5のソフトの中で、『デモンズソウルリメイク』は真っ先に「良ゲー」と言えるものであり、それもしばらく揺らぐことはないと思えるほど素敵なゲームです。

▼細かい点に関しては〝リメイク〟にはなっていません。歩き回復もないですし、左手武器を瞬時に両手持ち変えることもできません。このへんは、『ダークソウル3』にて可能になったアクションで、てっきり『デモンズソウルリメイク』にも反映があると思っていました。
とはいえ注意しておきたいのは、この「不便さもそのまま」というのは、『デモンズソウル』自体、「操作の不便さも含めての死にゲー」であるので、変えないままで良かったなとも思っています。

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▼珍しく日本語吹き替え音声があります。正直、キャラにもよりますが、かなり違和感のある吹き替えだなと最初は感じると思います。「誰だよおめー」と、序盤は思うかもしれません。とくにパッチ。ただ、慣れてくると吹き替えも悪くなく、むしろ有り難いですね。
まあ、違和感あるなら英語音声にすりゃ良いだけで、そこまで気になる点でもないかもしれません。じゃあ言うなよって? 良ゲーだから悪い点探そうとすると揚げ足取りみたいになっちまうんだよぉ。

▼1点だけ、経験者にとってマジで悪い点を言いましょう。BGMです。だいーぶ変わっています。分かりやすいのは「塔の騎士」の戦闘BGMですね。これに関しては、オリジナル版の圧勝で、リメイク版は……あの時のように何周もすれば美しい曲として聴けるかもしませんが、今のところはなんとも。。なんでここだけめっちゃ変えてきたん……。

オンラインのさみしさ

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▼『デモンズソウルリメイク』が悪いのではなく、PS5の供給が少ないことが悪い。本当に人が居ません。呼ばれない&サインない&侵入できない&侵入してこない。ただ、サーバーを「北カリフォルニア」か「バージニア」か「香港」に変更すると、幾分か解消されます。ラグもほぼないので、即オンラインを始めたい場合は積極的に変更することをオススメします。あと、なんとなくですが、あの時のデモンズのように迷惑プレイヤーは少ないです。
そりゃ人が少ないんだからそうだろうよ。。ソニーさん……?

▼それと、これは僕自身が経験したことではないですが、どうやらソウルレベル100~120がホットの様です。僕は発売から遅れてプレイしていますからね。一応いま僕もそこまで上げようとしています。現在sl70です。こうやって急いで上げようとしているときに限ってロストするんですよねえ。かぼたんごめんなさい。

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▼『デモンズソウル』にはソウル傾向なるものがあり、これを操作することにより特別なイベントが起こりアイテムが手に入ります。ソウル傾向の操作に関しては、オンラインでのプレイをしないと、OPACがない状態で本を探すくらい面倒です。
トロフィーや実績厨にとってもこれはかなり痛手です。アップデートで条件が易くなるとは思えないので、本当にプレイヤー、というかPS5の供給が増えることを切に願います。

5年ぶりに食べる八つ橋

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▼以上、感想と願望と落下死への恨みを書きました。『デモンズソウルリメイク』は一言で表すなら「5年ぶりに食べる八つ橋」です。「そういえばこういう食感だった」「一つたべると一箱全部食べちゃう」「飲み込みにくい」「牛乳とよくあう」といったかんじです。牛乳とデモンズソウル、どこがどう合うのか僕にもよく分からん。

▼そしてなぜ八つ橋かというと、「食べたことない人にこの美味しさを伝えたい」という点に尽きます。『デモンズソウル』に限らず、フロムゲーは、初見が最も面白い。だからこそ未プレイの方に触って欲しいですね。死にゲーとはいえ、『ブラッドボーン』『ダークソウル』シリーズ『SEKIRO』に比べたら、かなり簡単です。
経験者の方は、前述の通り少々引っかかるポイントがありますので、よっぽどやるゲームがない時にはオススメです。

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▼そもそも、僕も『デモンズソウルリメイク』は買う気ゼロでした。求めるものは新作、『エルデンリング』です。結局最初のトレーラー以降情報がすっからかんですので、せめてコンセプトアートの1枚2枚、公開してほしいですね。僕これ、noteやTwitterで何回言ってるんですかね。笑
あ、全く関係ないけどカプコンさん、『プラグマタ』の情報よろしくな。

▼というわけで、2周目のキャラのレベル上げ&新しく作成したキャラでの進行を行いたいと思います。またなにか進展がありましたら書きます。

アンバサ。

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