周回遅れですゑひろがりずに心を奪われていたのに気付いたらドミトレスク婦人に魂を奪われてしまっていたゲーマー
こんばんは。ここの存在を忘れていたわけではないんですけど、いや忘れてました。こんばんは。
職業柄、コ✕ナ関係なく4月は毎年忙しいのですが、今年はとくに忙しく、4月1日から約一カ月、お休みなしで家や職場で働いておりました。
所属先が変わった(昇☆進)こともあり、仕事量は3倍、もちろんゲームをする暇もなく、ただただゲームを買っては積む毎日でありました。
その最中にガチゲーマーの友人からすゑひろがりずのゲーム実況について教えられ、見事ハマってしまったわけです。ということはにわかです。ゲーム実況いっさい見ないのですが(大昔ニコニコで三人称さんや脅威の信仰99さんは見てました)すゑひろがりずのバイオハザードRE2だけ全部みました。RE2だけ。これからね、これからみるのだから。
彼等のやっている和風変換が楽しそうだったので追随し(リスペクトです)、Twitterのフォロワーの方々と毎日ゲームの和風変換で遊んでいます。たまにダジャレラップバトルが始まりますが、みなさんセンスがよい。
お気に入りはフォロワーさん作、
・アサシンクリードオデッセイ→「刺客のお気持ち表明 俺でっせ」
・スーパーファミコン→「あっぱれ家系電子箱」
・ホライゾンゼロドーン→「ほぅら依存 贅肉丼」
です。朝の体操やるときとかに、繰り返し大声で言いたい言葉ですね。僕のようなクリエイティビティーの欠片もない人間には到底思いつきません。これはもう本家襲名でもいいんじゃないでしょうか。お見事。
あ、すゑひろがりず好きですけど、ここではふつうにカタカナ語使いますよ。あしからず。
このように新たな趣味を見つけたおかげで(すべての友とすゑひろがりずに感謝)多忙を極めた4月は乗り切ったのですが、その最中に有給をとりました。いつってそりゃ明日(5/10)から一週間ですよ。『バイオハザードヴィレッジ』の為です。
とはいえ、5/9現在、というか発売日5/8の夕刻ごろに、もうクリアしてしまったどころか2周目も終えたんです。このシリーズ、初見でもクリアまで10時間はかからないので一週間まるごと有給にする必要はなかったのですが、発売前にマーセナリーズモードがあるとアナウンスがあり、これはもう一週間丸ごととってしまおうという気持ちになったわけです。人の欲というのは底も天井もありませんね。
いやこんなことはいいので、『バイオハザードヴィレッジ』の感想をまとめます。本文中、ネタバレはありませんが、画像はみなさんが知らないエリアが写っている可能性が高いです。プレイ中・プレイ予定の方は気をつけて下さい。
もう据置機でいいんじゃないか
バカみたいにキレイなんですよね。バカなんだと思います。『バイオハザード7』、『バイオハザードRE2』『バイオハザードRE3』、それぞれ初見をSteamでプレイ、其の後XboxOneやPS4でプレイしたのですが、画質は当然落差を気にしないではいられないですし、フレームレートも当然、ロードももちろんPC版とは差がありました。
ところが奥さん、今回(Steamがバカだからプリロードできなかったせいで)初見をP☆S☆5でプレイしたところ、いやあまったくなにも欠点はありませんでした。もう、このバイオハザードシリーズに関してだけは、PC版買わなくていいんじゃないかと思います。(MOD導入したい場合を除く。)
おそらく霧などを使いうまくごまかしている点もあ、、、ごまかすっていう言い方悪いですね、うまいこと表現してあります。どのエリアも本当に美しいです。
また、僕の家族はXboxseriesXで現在奮闘中なのですが、こちらももちろんイコールPC版といっていいです。据置機の時代きましたね。いやずっと来てるんだけどね。
突出していたのは火の表現です。もう火が火です。燃えさかるSEも心地よく、何度か火の前で立ち止まって心を落ち着かせていました。『金閣寺』の主人公もね、きっとこういう体験がしたかったんですよ。(新解釈)
これ以外にもガソリンに火が付く様とか、ろうそくや松明の火とか、「次世代だあ」と思わずには居られない火の表現があらゆるエリアで確認できます。
ホラーゲームはどう転んでもホラーゲーム
体験版『MAIDEN』の時も書いた気がしますが、ド直球のホラーゲームです。あのときは武器を持たない子を操作するため、その不安も恐怖に代わりましたが、たとえ武器を持っていたとしても怖くて仕方ありません。
4~5月に配信された時間制限付きのDEMO版では、エリア「城」までで、あそこでコワイコワイと感じた方も多いと思われますが、舐めてたら心身ともに大怪我します。あれじゃあ『バイオハザード8』の本当の恐怖を体験したとは言えません。
「ここからが本当のデモンズソウルだ」といった具合に、ガチのホラゲーが始まります。喩えるならもう、『P.T.』以外にないでしょう。
ホラゲーが好きな僕でも『P.T.』の方は途中離脱、動画ですべてを済ませました。そのくらいあのゲームは怖かったのですが、また! またしても! 長い廊下を! 何度も!
……ここまでにしておきます。製作者がどれほど意図しているのかはわかりませんが、多くのプレイヤーが『P.T.』を擬似体験できるのではないかと予想します。
僕は驚くと声が出て全身が飛び上がるタイプなのですが、このエリア、本当に出したことのない声をたくさんだし、Monster Energyもこぼしましたし、隣でプレイしていた家族にぶつかりまくりました。家族に「人間とは到底思えない音が出ている」と言われたので、よっぽどだったと思います。
それ以外だと、『バイオハザード4』や『バイオショック』を思い起こすようなエリアがあります。こちらはまた『P.T.』のような恐怖とは違い、ビックリドッキリ大成功系です。とにかく、油断だけはしないように。
恋するバイオハザード
今作の主要新キャラクターである5人(人?)、一人一人に重すぎる背景があります。本人の口からすべてが語られることはないのですが、本編のあちこちにあるファイルを読むとより詳しい背景を知ることが可能です。
実は、――え◯ちな巨大お姐さんドミトレスクに関しては、発売前からその背景や末路について具体的に予想がたてられ、また、99%当たっていました。おそらく、イタリア人、ドイツ人、イギリス人のプレイヤー半数以上も僕と同じ予想を立てたのではないでしょうか。
発売前彼女の名前を見てすべてを察したとき、どれほど悲しくむかついた(?)ことか。イタリア、ドイツ、イギリスがヒントです。
この元ネタらしきもの(材料、くらいの扱いかもしれませんが)、さまざまな解釈があり、作品があり、さまざまなコンテンツで知ることができますが、そのどれもが単純な大筋をただなぞるだけで、内容の面白さではなく、「見せ方を楽しむ」という点に重きが置かれます。『バイオハザードヴィレッジ』のドミトレスクもその例に漏れません。
結論からいうと、とてもよい見せ方、演出でした。ドミトレスクのくだりで、2度涙を流しました。たぶん1度ならみなさん分かってくれると思いますが、「2度も泣くとこないやろ」と思われるかと。ぼくもそうおもいます。でももう1箇所あるんですよお! 言いませんよお?!
こういうキャラクター造形とかシナリオに触れる話をネタバレなしで紹介するってめちゃくちゃ難しいのでとりあえずやれとだけ言っておきますね。
エリアごとに5人の物語が繰り広げられ、そのたびに心臓の痛くなるような背景を知ることになります。心臓がいたむ、という点では、恋愛にも似た心持ちがしました。(びっくりしすぎて心臓がいたむこともありました、いや、そっちの方が多かったかもしれん。)
加えて、イーサンの物語としても非常によくできており、かなり優秀な脚本と、それをどう見せるかという演出、ゲームデザインにどう合わせるかという丁寧な落とし込みなど、この際めちゃくちゃ上から物を言いますがたいへんよろしいチームワークを感じ取れる内容になっていました。シナリオやキャラクターを楽しみたい方は、何よりもまず『バイオハザード7』をプレイしてください。
長くなると自分で校正するのクソめんどくさいので今日はこのへんでおわります。他の点については後日気が向けば書きます。
8>>>>>>>2>5>4>1>7>6>0>3
簡単に順位を付けてみましたが、小見出しの通り、僕はナンバリングの中で圧倒的最高傑作だと感じました。で、たぶん、9以降、8を超えるのは無理でしょう。無理ですね。あきらめましょう。
今後のシリーズにあきらめがつくくらい本当によい出来ですから、全人類にプレイしてほしいです。
タイトルにババン!(ぽぽん!が正しいかもしれない)とすゑひろがりずと出ているにもかかわらずほぼ触れていませんが、彼等のヴィレッジ初見プレイもはやく見たいですね。(圧倒的付け足り感! ぽん!)
『バイオハザードヴィレッジ』については、後日再度記します。
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