【日刊辛愛媛】首長の手腕 (加筆再掲)
◎行政手腕以前で辞職を迫られる首長もいれば、手腕に疑問符のつく首長もいる。
いま批判の矢面に立たされている首長といえば、兵庫県の斎藤知事。パワハラやおねだり事案という行政の手腕以前の問題で、最大会派の自民党は共産党と組んで(!)、第3会派の立憲民主党と公明党連合の4党から辞職を求める方向との報道が。第2会派で同知事を推した維新の動向が注目されるが、いよいよ外堀が埋まってきた模様だ。
一方で、行政手腕に疑問符がつく首長もいる。筆者が見回して目立つのは、正月に思いがけぬ地震で被災した北陸地方の知事。いまだに断水をはじめ生活インフラが復旧しないで、仮設住宅建設の進捗も遅いと聞く。何よりも被災後に現地入りしたのが2週間後、視察に入った岸田総理と同時というから驚く。これでよく県民は我慢強く知事を支持できるものだと、復興を願いながら心配し同情もする。
もう一つは中京地方の中心都市の市長。ひとことで何をやりたいか意味不明。減税うんぬんと地域政党設立したり、諸派の右翼政党と肩組んだり、もともと同市長は旧民主党の出身で変節も甚だしい。おまけにメダリストの大事なメダルを噛んだりと常識自体が疑われる。しかし、官よりも民間の力が強くお金持ちが多い地域だから、市民は冷ややかに見つめながら無関心でいられるのだろう。
危機感とスピード感が求められる愛媛の2首長
さて、毎回発展の遅れと衰退を危惧している愛媛県と松山市。
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