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手紙のような日記:春に生まれてくれた君
産まれたばかりの我が子の
か細い泣き声と
義理の両親が慌てつつも
嬉しそうにあやす声が
となりの部屋から聞こえてくる
耳を澄ましながら
布団の中で目をつむる
これも親孝行だと思い
ありがたく眠りにつく
わたしは本当に恵まれている
1ヶ月違いでママになった友人
助けて
と言えば
すぐに手を差し伸べてくれる
たくさんの人
"大丈夫"と言って
自分を軽く見積もってしまうわたしを
真に理解して
20年も前に亡くなった祖父に助けられた話
そんなことってあるんだなって
書き留めて大切に、残しておこうと思う
2023年の7月まで3年間
不妊で病院に通ったり、通わなかったりした
不意に不毛に感じたり、1人で通うのがいやになったり、通いたくない理由なんて探せばいっぱいあったけど、
業務的に、義務的に、最低限でなんとか病院に足を運んでいた
不妊の悩みって
どれくらいの人が誰かに相談できるんだろ
もともと仕事以外の相談が苦手な私にとっ
君たちはどう生きるかを観たよ
4人兄弟なんです。
って言うと、大抵驚かれる。
1番上の兄は、風の谷のナウシカ
2番目の兄は、天空の城ラピュタ
私は、魔女の宅急便
そして弟は、もののけ姫と同い年だ。
じいちゃんの畑で採れたスイカは
川の水でキンキンに冷やして食べた。
トトロに出てくるきゅうりみたいだぁ〜
て思いながら家族みんなで食べた。
中学生の時にハウルの動く城が公開された。
映画館にひとりで2回も見に行った。
大学生
手紙のような日記:秋がきたね
ヤマサキがキッチンで晩ごはんをつくっている
私はソファで寝転んで
ヘッドホンでラジオを聞きながら
その様子を眺める
美味しそうな匂いがソファに届く
幸せだ
この幸せは
誰にも奪わせないぞ、と
強く思う
秋がきたね
車を走らせて
好きな人を迎えにいく夜道
私は無心でハンドルを握る
窓をあけて腕を外へ放り出す
秋の風が腕をなでる
今日はどこ行こうか?って話して
湯船につかって
2人で今日
わたしはそれをたまに見誤る
定数と変数
変えられないモノと変えられるモノ
世の中には2つのものがあるらしい
わたしはそれをたまに見誤る
あの人の性格は定数
わたしの性格は変数
偶然手に取った美味しいみかんは定数
いまいち味の決まらない私の料理は変数
床にころがった夫の靴下は定数
洗濯機に放置した私の洗濯物は変数
お節介な母は定数
不条理な世の中は変数
わたしはそれをたまに見誤る
変えられないそれに一喜一憂して
どんな家庭も英才教育をしている
サルスベリの花この仕事をしていると、散歩で園の周辺を歩く事がある。季節によって様々な植物が葉を伸ばし、花を咲かせ、実をつける。
うちの母は専業主婦だ。
これと言った特徴もないが、
少し怒りっぽい母。(この話には関係ない。笑)
そんな母は、道を歩いている時、庭の木々が花を咲かせた時、ポロっとその植物の名前を口にしていた。
側で何気なーく聞いていただけだが、
この仕事に就いてから、散歩に出かけると