2024.8.26の日記

 午前中の記憶がない。

 午後から作業所に行った。私と通所日が被っているおばさんが今日も体調不良アピールをしていて鬱陶しかった。そんなにしんどいなら帰れば良いのに。

 あ、おしっこ漏れそう……。

 漏れそうだけど家まで我慢出来る気がする。

 漏らしたわ……(道端で)。

 弁解させて下さい。そもそも私がおしっこを漏らしたのは作業所が悪いんですよ。うちの作業所は小汚い雑居ビルの一室にあるんですが、トイレも当たり前に狭くて、ワンフロアに一個しかありません。誰かが使用中なのかどうかもドアをガチャガチャやるまで分からない仕様で、本当に最悪なんです。そんなトイレを使いたいと思いますか?思いませんよね。なので、私は作業所に通所した時にトイレを使用したことがないんです。
そして、まあおしっこを漏らしたとは言え、漏らした時の私の冷静さと言ったら天才のそれでした。まず、幸いにもスカートで出掛けていたため股を大きく開きスカートやスニーカーにおしっこが掛からないよう注意しながらおしっこをしました。道端で。が、私の尿道は噴水のように複数の叉に別れてるのか知りませんが四方八方におしっこが飛んで行くため普通にスカートもスニーカーもビショビショに濡れました。

しかしここで諦めないのが私。持っていた麦茶のペットボトルを取り出して自らの下半身に振りかけます。そう、これは帰宅後に家の者が怪しんでおちょくってきたりしないようにする為の工作。グレーのロングスカートを履いていたので汗染みのようなおしっこの染みを「お茶溢しちゃったわ〜〜〜‼️‼️‼️これ、お茶溢してスカートビショビショやわ〜〜〜‼️‼️‼️」と言いながら敢えて見せ付けることで不自然さをカバーします。あと麦茶は匂いが強いのでションベン臭さもカバーできますね。そこまで見越しての麦茶購入だったのでしょう。やはり、私は天才。

 「おしっこを漏らしたの?」とは言われなかったものの、普通に訝しげな顔をされました。でも玄関から風呂場に直行する私を見て、私のプライドのためにも何も言わなかったのでしょう。優しい世界に生きられて本当に良かった。

 気を取り直して皮膚科に行きました。初診で診てもらう皮膚科だったのですが、とっても良い先生でした。頭皮が赤くなったり、顔の一部が赤くなったり、耳が痒くなったり、首の裏に穴が空いたり(人体って、穴が空くんですね)するんですと言ったらとっても優しく話を聞いてくれて感動しました。私のように容姿の醜いバケモンとなると、医療従事者でさえつらく当たってくる人がいるので人間として接してもらえて良かったです。

 焼肉に来ました。もうおしっこを漏らしたことなど忘れました。肉はよい。塩タンとステーキをたらふく食べて帰りました。

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