空から飛んで閃から戻って零の軌跡クリア
空の軌跡を遊んで、零の軌跡はファンタジーっぽさが薄いのでスルーした後、閃の軌跡を遊んでライターさんの癖が見えるテキストが合わず終了していた軌跡シリーズですが友人がPS4版を買ったのでせっかくだしと貸してもらいました。
使用ハード: PS4(零の軌跡・改)
関連作プレイ歴: 空の軌跡FC,SC(3は動画で移植版ではカットされたというレンのイベントだけ見ました)、閃の軌跡(1のみ、未クリア)
プレイ時間:不明
〜だいたいの内容〜
捜査官だった亡き兄の背中を追うように警察に入ったロイドが新設された「特務支援課」という部署に回され、同じく配置されたいろんな事情を持つメンバーと共に事件を解決していくRPG。
◆零の軌跡、3つの良ポイント◆
①行動順がカギ!軌跡のバトルはおもしろい!
軌跡シリーズのバトル、おもしろいと思います。
他の作品と違う所は「行動順を管理する事」が大事な点で、行動順を示すタイムラインに時々現れる「ここで行動したらボーナスが付きますよ」というポイントにどれだけ自分の仲間を当てはめられるかを考えるのが楽しいです。
HP、EP回復するポイントも大事ですが特に「クリティカルが必ず発生する」ポイントには味方の大技を当てるため、そして敵から大ダメージを受けないため、ボス戦では何としても取りたい…と知恵を回します。ここが楽しい!
行動順の調整には攻撃したりされたりする事で溜まるCPというポイントを消費する技を主に使いますが、行動順調整以外でも使うので、好き勝手に使っていると大事な時にCP不足で敵に有利なポイントを取られるのをただ見ているしかなかったり…どこで使うかを判断するのもプレイヤーの腕の見せ所になっています!
②単純に「悪い奴」が相手ではないシナリオ
零の軌跡ははっきりした悪人が相手というより「町にはびこる、見て見ぬふりをされてきている政治に潜んだ闇」が相手という、ある意味最強の存在が相手となっています。もちろんそこに抵抗するため、要員である悪人とは対峙していきますが、宿命の対決のようなドラマチックなものはあまりありません。
しかし数々の事件を通して、姿かたちのはっきりしていないものと彼らがどう戦っていくかは零の軌跡ならではだったと思います。
ちなみに私は政治事情とか延々語られてもめんどくさくてわからん…と思う方なのですが本作は決して単純な話ではないけどわかりやすく語られていると思います。
もちろんメンバーそれぞれが個人的に抱える事情が引っ張りながらも(ほんとに結構引っ張る)少しずつ上手いタイミングで明かされていくのも良いです。
空の軌跡で好きだったのは、冒険とうまいこと並行するエステルとヨシュアの固定カップリングストーリーだったので、零では特にヒロインがいないしどうかなーと思っていましたが、空はカップル、零はチームという感じで今作はチームワークが見ていて微笑ましく楽しいポイントでした。
そして私が閃の軌跡で感じたライターの癖ですが、零でもややあるものの、まだ自然かなーと思います。それでも少し気になる部分はありましたが、展開がワンパターンではないので許容範囲です。
③空の軌跡ファンにめちゃくちゃ優しい
空の軌跡やってない方にはポイントにはならないのですが、全体の4分の1くらい空の軌跡に割いてくれている印象でした。
エステル、ヨシュア、レンの3人の話は、すごくいい形でまとまっていて、EDは正直それだけで零の軌跡を遊んでよかった…!というシーンが…。
◆個人的マイナス要素◆
・一旦イベントに入ると長くてなかなか自由行動が始まらなかったりしたのがもどかしかったです。でも終章はテンポが良かったので楽しかった
・後半に出てくる少女キャラが中心になるターンがあるのですが、そこで序盤からのストーリーの方向から少し逸れたのと、その子がそこまで好みでなかったのでちょっとだれました…。好みにヒットしたら気にならない点です。
◆総評◆
空の軌跡が大好きな私としてはかなり嬉しい作品でしたがもちろんメインはちゃんと零の軌跡の特務支援課メンバーになっているので、空を遊んでいなくても楽しめるストーリーだと思います。
続編として碧の軌跡が出ているので結構気になる感じのEDになるのかな〜と思っていましたが謎はまぁ残るものの普通にきれいに終わっていたので安心しました。
長く続いている閃より、手軽さで言えば軌跡デビュー作として向いているかもしれません。倍速モードもあるので、ダンジョン移動など短縮できます。
あと元はPSPの作品なので、グラフィックはそこまでではありませんが、背景のデザインと色味がきれいで意外にも景色がなかなか楽しめたのも良かったです。
自分はちょっとイベントが長すぎるのが割と痛いので碧の軌跡は機会があればという感じですがストーリーのしっかりしたRPG好きな方にはおすすめです!
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