祝・タツナミ様 情熱大陸出演!!
2021年05月23日のテレビ番組「情熱大陸」にプロマインクラフターとして、タツナミ氏が紹介されました!
マインクラフターとしてこれはまさに快挙!
特に、マイクラで建築を作るマインクラフターとしてだけではなく、マイクラで子どもたちにプログラミングを教える「伝道師」としてもきちんと紹介されていたのが良かった。
「プログラミング教育が始まる」「プログラミングはこれからの時代に大切だ」という声はあれど、「マイクラって何?」「マイクラでプログラミングを学ぶって言っても所詮ゲームでしょ?」そういう声の方が多数だと思う。
そこをダイジェストではあれど、マイクラが教育として有用か、そしてタツナミシュウイチというマイクラに対し真摯でいる大人の真面目な瞳がしっかりと映っていた。
さて、そもそもなぜプログラミングが大事なのか。
例えば、今の世の中料理ができなくても調理されたものを買えば済む話だ。
例えば、服のボタンが取れてしまってもクリーニング屋に行ってお金を払えば済む話だ。
それで良いのだろうか?いや違う。
お金で解決することは決して悪いことではない。けれど、それに慣れすぎてしまうとそれがどうやって作られているのかが見えなくなってしまう。見えなくなってしまうと、そこに関わる人もその努力も感じなくなってしまう。
プログラミングは特にそうだ。
プログラミングは目に見えない。けれど世の中の色々なものがプログラムによって動いていて、現代人である我々は衣食住に匹敵するほどプログラムに囲まれているのである。
駅の改札でICカードをかざしても通れない。そんな時、ICカードの接触が悪かったのか、残高が不足していたのか、それとも改札自体が壊れているのか、タツナミ氏も授業の中で言っていたように「エラーが出た時にどこが間違ってるのかを見つけることの方が大事」であり、現代社会において必ず出るエラーに対し、間違いを見つけ出す思考プロセスこそがプログラミング教育の目指すべきところであると思う。
しかし、そのプログラミング教育も先生が作った教材で「さぁ勉強しましょう」と言ってもうまくはいかないでしょう。
プログラムはコードを勉強しなければ作ることができない。
けれど現代社会においては衣食住と同じように生活の中に感覚として溶け込んでいる。
その乖離がプログラミング教育をややこしくしている一因であると思うのですが、そこを一気に解消する力を持っているのがマイクラであると私は信じています。
マイクラはプログラムを可視化しやすく、そして何より子どもたちにとって身近なゲームだからこそプログラミング教材として最適です。
しかし、いくらマイクラがプログラミングに最適だからといっても、マイクラという子どもたちの興味とプログラミングという未知の世界をつなげる伝道師の存在なくしては成り立ちません。
その伝道師であるタツナミ氏の真摯な姿が良かった。
例えば、絵を描くことにとって一番大事なことは何か?と問われれば、それは描きやすい道具でもなく、綺麗な線を引く技術でもなく、ものを見る力すなわち「観察眼」です。
観察眼があれば下手な絵を下手であると認識することができる。そして自分の納得がいくまでトライ&エラーを繰り返すことができる。
これは何も絵を描くことだけに限ったことではありません。
マイクラで建築を再現することにも必要なことであるし、もっと言えば、授業を行う中で子どもたちにどんな反応をしてあげるかもまた観察眼の賜物です。
プロマインクラフターの卓越した観察眼がマイクラ建築をしていく中で実際にどのような行動をしているのか、建築や人を見つめる真摯な姿勢が普段から身についているからこそタツナミ氏は子どもたちの心を掴み、リスペクトされているのです。
多くの子どもたちにマイクラとプログラミング教育を結びつけてあげる。
それを教える伝道師がこれからのプログラミング教育にとってなくてはならない存在であり、「どんどん間違えてもらってどんどん間違いを見つけること、そしてそれを直すことをやってもらいたい」という、タツナミ氏の言葉が響いてくるのであると、今回の放送を通して感じました。