自発と構造
この間、ある場で子どもの遊びの話題になったことがあったんですよ。
自発的あそびと構造的あそびがあるってある大学の先生が言ってました。
あるある多いね笑。はい、進みます。
自発的あそびというのは、勝手に生まれてくるようなもの、例えば子供が砂場でなんか砂いじくってるとか、スーパーのカートを乗り回してるとか、名前すらついていないようなあそびだと私は解釈しました。
構造的あそびというのは大きめの集団で、せーのでやるようなもの。鬼ごっこ、ポコペン、てんか、サッカー、とかそういうのです。あそびの目的もハッキリしてます。
これをダンスに例えると、自発的あそびっていうのは即興ダンスに近い気がします。
構造的あそびは、群舞とかフォークダンスとか、振付のあるもの。
あそびにしろダンスにしろ自発的なものは分母の上限が少ないのに対し構造的なものは大人数でもできるという共通点があります。
私はダンスと子どもに関わる仕事をする中で、日本では自発的なものは理解されにくいと感じました。例外もあります、天才系は例外です。一度聞いた曲を再現できちゃう絶対音感とか、振付にしかみえない即興を踊るダンサーとか。
話は更にズレますが、今年うちの町内会で夏祭りがあるんですよ、3年ぶりに。
コロナ禍でできなかったから。
祭りの人気イベントでビール一気飲みっていうのがあるんですよ。どこでもやってるじゃないですか、そういうの。
それが今年はアルコール類の販売がないので、できないんですよ。
それで、何になったと思います?
強炭酸水一気飲み、です。
ヤバくないすか、どう見ても。しかも500mlをストローで飲むらしいです(笑)。
何が言いたいかというと、「ビール一気飲み」という構造的イベント、がある事情によって崩壊した。構造が極めてぼんやりとした「強炭酸水一気飲み」という自発的イベントが生まれた。ドキドキしますね、だって、わからないから、どうなるか。
いったい何分かかるんでしょうね(笑)。
そういうのもあって、今年の夏まつりは結構楽しみにしています。
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