見出し画像

”人の反応を気にしてしまいすぎる”症候群

SNSをやっていると、どうしても気になってしまうのが「人の反応」です。
いいねの数、リツイート、コメント……目に見える数字が評価として現れる以上、それに一喜一憂するのは、ある意味当然のことかもしれません。
しかし、ある日ふと考えました。
「反応に左右されて発信を続けることに、意味はあるのだろうか?」と。
正直、自分よりも大したことのない情報のように見受けられるものが拡散され、多くのリアクションを得ているのを見ると、不愉快な気持ちになることもあります。
けれど、それを理由に自分が本当に届けたい情報の発信をやめるべきなのか……。
今回は、情報発信を続けるうえで避けて通れない「反応の呪縛」について、改めて整理してみたいと思います。


1.反応を狙った発信は、本質を見失う

SNSを見ていると、「とにかくバズること」を目的とした投稿が目立ちます。
炎上すれすれの煽り広告や、過激な表現を使ったスキャンダル系の発信だったり、いいねを狙うだけのスカスカな情報。さらには、実力が伴っていないにもかかわらず、大げさに自分を演出する“背伸び発信”も散見されます。

確かに一時的に注目を集めるかもしれませんが、それが本当に価値のある情報なのでしょうか?
一方で、自分が信じる情報や価値観を発信しても、あまり反応が得られないこともあります。
「この内容、絶対に役に立つはずなのに……」と悔しくなることもあるでしょう。
特に、深い思考や専門的な知識を要する内容ほど、即座に大きなリアクションが得られるとは限りません。
しかし、ここで焦ってしまうと、本質を見失ってしまいます。
「どうすればバズるか?」という方向にばかり意識が向いてしまい、「本当に伝えたいこと」が後回しになってしまうのです。

2.「間違っていない」と確信できたら、あとは注力するだけ

発信を続ける中で、何度も「本当にこれでいいのか?」と迷う瞬間がありました。
特に、目に見える反応が少ないときには、不安になります。
しかし、最終的に大切なのは、「自分が信じる情報を届けること」だと気づきました。
私は、多種多様なジャンルの第一人者、有識者の方々の講演などを通じてスピーディーかつ純度の高い情報を受け取れる立場にいます。
そのため、「この情報を知れば、もっと良い選択ができるはず」と確信を持って発信しています。
正直なところ、「私の情報に耳を傾けないなんてもったいない」と思うこともあります。
でも、それくらいの自信がなければ、情報発信を続けることはできません。
SNSの反応が少ないからといって、その情報の価値が下がるわけではありません。 
むしろ、じわじわと浸透していき、時間をかけて評価されるものもあると信じています。

3.継続は力なり。未来の誰かに届けば本望

「本当に価値のある情報を届けたい」そう思うなら、続けるしかありません。
反応が少ないからといってやめてしまえば、そこで終わりです。
しかし、続けることで、必ず必要としている人に届く瞬間が訪れます。
正直なところ、今の状況だけを見れば「負け惜しみ」に映るかもしれません。
でも、それでも構わないと思っています。
大切なのは、今すぐ評価されることではなく、後になってでも「この情報があったから、自分の考え方や行動がいい方向に変わった」と思ってくれる人が一人でもいること。

そういう未来の誰かにとって、少しでもプラスの影響を与えられたなら、それだけで十分報われる気がするのです。
情報発信の本質は、「誰のために、何を伝えるか」に尽きるのではないでしょうか。
目先のリアクションよりも、長期的に価値を届けること。
そこにこそ、本当に意味のある発信があるのだと信じています。
SNSの世界では、「反応がすべて」という空気に飲まれがちです。
しかし、それに惑わされることなく、自分の信じる情報を、これからも発信し続けていこうと思います。
たとえ今は大きな反響がなくても、続けていくことで、いつか「この情報に出会えてよかった」と思ってもらえる瞬間がくる。
そう信じて、今日もまた、言葉を紡いでいきます。

マイプロフィール:土橋昇平








いいなと思ったら応援しよう!