耳鳴り、閉塞感が漢方で解消、改善しました!耳寄りな話
耳鳴りや耳のつまった感じで悩んでいる方も多いですよね。
耳鼻科でも異常なしと言われて困っている方が多いのではないでしょうか?
一般的に漢方薬局で相談をうける耳鳴りのご相談には、以下のタイプの方が多く見受けられるようです。
①加齢性やストレス性で頭の中で「キーン(金属音のような高い音)」や「ジージー(セミが鳴くような低い音)」といった不快な音が鳴り続ける。
②聴力低下→老化による聴力低下。補聴器には抵抗がある方。
③難聴→病院にいっても原因がわからない
④耳の治療がうまくいかない→薬をいろいろ試したが効果がない方
今回のnoteでは、だいぶまえに突発性難聴となり、その後、耳の漢方相談で楽になった土屋薬局のお客様のお話の発表です。
漢方薬の名前はひとりひとり違いますので、お困りのときには土屋薬局までお電話またはメールなどでご相談お寄せ下さい。
最初に相談先をお伝えします。
土屋薬局の電話は0237-47-0033
漢方相談表は「土屋薬局の漢方相談」です。
では、スタート!
こんにちは!
先日、娘様が当店で子宝の漢方相談で2人め妊娠されて、その後も経過が順調なお客様の実家のお母様が来店されました。
初回の漢方相談は、9月14日でした。
60代のお母様です。
「右耳の耳鳴り、耳づまりで悩んでいます。
約1ヶ月前からです。
イフェンプロジル(末梢血管拡張薬)とメチコバール(ビタミンB12)を処方されています。耳鼻科に通院しています。
ステロイドのプレドニンも3~4日間のみました。
低音域の聴力は戻ってきました。
雨降りや気圧が低いと耳がこもっている感じがします。人混みでも悪化しやすいです。
10年ほど前に突発性難聴で片方の耳の聴力がほとんどありません」
「片方の耳は工場の機械がつねにまわっているような音がしています。現在、聞こえている今回相談されている耳は音がひびく感じです」
漢方薬は、耳鳴りに関してひとつは「腎は耳に穴をあける」ので補腎が大切ということ。
活血で内耳の血流を改善することが2つめ。
もう一つは多かれ少なかれストレスも耳鳴り、耳のつまった感じ(耳閉感)に関係しますので、補腎(ほじん)と活血(かっけつ)と疏肝(そかん)が3つ全部に一緒にやれる処方をご紹介しました。
「疏肝(そかん)」とはストレスが五臓の肝に影響を及ぼすと耳は肝臓の経絡上にあるので、耳の流れが悪くなって音声が聞こえづらくなったり、聴力が低下したり、耳鳴りそして耳閉感も悪化しやすくなることを改善する方法のことです。
その後、先週の土曜日にご来店 10月26日に来店の際にお話をお聞きしたら「片方の耳の閉塞感がとれた!」そうです。喜ばれました。
服用して3日経過したときに耳がツンツンしたそうです。
天気は雨だったとのこと。
それから1週間したら気にならなくなった。
今回は耳鳴り、耳づまりが良くなったお話でした。
耳鳴り、耳づまりでお困りのかた、ご相談お寄せくださいね。
こちらのお客様は引き続き、同じ漢方を1ヶ月間おつづけになっていきます。
【耳のつまり、耳の閉塞感についての考察】
耳のつまり、閉塞感は急性期の場合には実証ととらえます。
気血(きけつ)のめぐりが悪くなっていること、ひょっとしたら風寒湿熱などのが外部の環境、外因によることもあるかもしれません。
内因(ないいん)としましては、耳鳴り、耳のつまりなどの閉塞感などは「腎は耳に穴を開ける」ともいわれ「腎─耳」この経絡のラインがあります。
30歳過ぎてくると腎虚が進行しますので、腎虚の防止を兼ねて補腎して耳の聞こえをよくします。
腎(じん)とは生殖器系の精力や髪の毛、耳の聞こえ、目、泌尿器系、骨や関節の丈夫さ、足腰などの強靭さなど比較的に老化と若さに関連しています。
また最近、中国の中医師の先生で耳鼻科の先生は脾胃(ひい)つまり消化器系からくる耳鳴り、耳のトラブルのことも指摘しています。
とくにお腹の冷えなども飲食に関係するそうです。
ストレスにより五臓の肝臓の機能が落ちて体内の新陳代謝、気血のめぐりがスムーズでなくなることも関係ある場合もあるでしょう。
そのような観点から上記の文章のように
>漢方薬は、補腎と活血と疏肝が3つ全部に一緒にやれる処方をご紹介しました。
その後、先週の土曜日にご来店 2019年10月26日に来店の際にお話をお聞きしたら「片方の耳の閉塞感がとれた」そうです。
このように補腎と活血と疏肝の3つをやれる漢方をご紹介して耳のトラブルが改善しました!
※耳寄りな話※その1
耳を温めて血行を良くしましょう!
耳はつねに露出して皮膚も薄いので冷えやすい部分です。夏はエアコン、冬は気温が低くて冷えてしまい、耳の中の血流も悪くなりがちです。
そんなときには耳を温めてあげましょう。
蒸しタオルや湯たんぽ、コンビニなどで買った温かいペットボトルなどを耳にあてて、心地よいと感じる程度の温度で10分くらい温めると血流がよくなり、耳鳴りの緩和につながります。(10分経過するまえに熱い!と感じたら即座に止めてください)
耳鳴りしている耳だけでもいいし、両方の耳を温めてもかまいません。耳を温めると同時に、耳のツボも刺激されます。
耳だけでなくて、体を冷やすことも血行不良や体調不良の原因になることがあります。
冷たいものは控えてエアコンの温度も、下げすぎないようにして冷えも予防して耳を守っていきましょう。
耳鳴りの中医学のことをとても難しく述べましたが、耳鳴りは耳だけを考えるのではありません。
つまりストレスや睡眠不足、胃腸などの栄養状態、お通じの下痢や軟便、便秘や女性は生理の状態、顔色、体調、体力、そして発症のきっかけ、季節、どの時間帯で起こったかなど原因を究明していきます。
※耳寄りな話※その2
耳つぼマッサージのご紹介!
気温上昇しています。
気温変化に体調を崩しがちです。
そこで気軽に誰でもできる対策法の紹介です。
【耳つぼマッサージ】
耳はもともとホルモンバランスを調整する働きのあるところ。とくに耳たぶの広いところが効果的。
指ではさんで気がついたときたマッサージを習慣に!
※耳寄りな話※その3
鳴天鼓(めいてんこ) これは耳鳴り、聴力低下の体操です。
指パッチンの要領で人差し指を中指に重ねて「バネ」を効かせて人差し指で後頭部をポンポンポンと刺激します。
両方の耳の付け根を人差し指と中指で挟んで上下に摩擦することもお勧めです。
こちらは耳の導引術です。
耳スッキリでお過ごしください。
いかがだったでしょうか?
耳鳴り、耳づまりはストレスで睡眠障害を引き起こしたり、会話ができないことによりコミュニケーション不足を起こします。
耳の聞こえは社会や友人、知人とのつながりですし、好きなテレビドラマを観る、映画を観る、音楽を聴くなど文化的な側面も大きいです。
耳スッキリでどうぞお元気で!
薬剤師、国際中医師 土屋幸太郎
ホームページは、土屋薬局 中国漢方通信
ブログは、土屋薬局公式ブログ|山形県東根市
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