カレーに添える、スパイシーな音楽のレシピ。
はじまして。
渋谷・神泉にあるレストラン「Sta.」プロデューサーの一人、奈雲政人です。
突然ですが、レストランって凄いですよね。美味しい食事が嫌いな人なんていない。そんな絶対的なコンテンツを前に人はもれなく上機嫌に。食事だけでなく、空間や音楽などのしつらえが統一されたコンセプトで揃っている。
そこで過ごす時間は、自分だけでも、誰かといても、はかどる時間に。異なる価値観を共有したり、これからの活動に向けて決起したり。だからこそ食のある場は、ビジネスでも日々の生活においても大事なシーンで活用されてきたわけです。
混沌とした世界の真っ只中にいる現在。食のある場をもっと活用していくことが必要なのではないか?と考えています。
外出自粛など、超えなければいけないハードルは沢山あるにせよ、異なる価値観をポジティブに交換できるのは、やっぱり美味しい食事がある場所だと思うからです。twitterだけでは、会議で話すだけでは、共有すべきテーマの繊細さと難易度が高すぎる。
「Sta.」はCOVID-19の流行前にできたお店ですが、実はそもそも、そんなことを考えながらつくった場所でした。食が持つ力を最大限に生かした場づくりをすることで、訪れた人の生活がはかどる様に。そして気づけばさっきまでいた場所から少し前に運ばれてしまいますように。
当時ぼんやり考えていたことを、今回の騒動で改めて考えることとなったのでした。
「Sta.」は現在店舗休業中。ですが逆に、普段はできなかったことに挑戦するチャンスでもあります。その1つの試みとして、以前から粛々と準備していたカレーの物販を始めることにしました。
ココナッツミルクとじっくり煮込んだ野菜の甘みでマイルドな味わいの中に、ごろっと入った国産鶏とひよこ豆の食感が立つチキンカレー。お肉やお魚を使用していないため、ベジタリアンの方にもおすすめな、フレッシュハーブの香りとココナッツミルクの甘みが美味しい、辛すぎないグリーンカレー。
そんな自慢の2品をご自宅までおいしさそのままにお届けしています。
さらに、「カレーのためのプレイリスト」を同封中。古今東西が混ざり合ったスパイシーな選曲になっています。一人でカレーを食べながら脳内小旅行をするもよし、同居者との会話のきっかけにするもよし、友人とZOOMでカレーを食べながら雑談するもよし。それぞれの家で過ごす時間がご機嫌になることを願って1つ1つ、つくっています。
さて、今回のエッセイはレシピを1つとお題をいただいていますが、既に魅力的なレシピが沢山揃っているので、私からはそれらの料理をさらに美味しくする音楽を提供させていください。
まずは「カレーのためのプレイリスト」をこちらでも。スパイシーなものを食べるときに相性抜群です。
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