続・お財布選びはじんせい選び&ミッレフォッリエ購入記
「まだ財布の話すんの!?」と言われそうだが「毎日コロナの話してる連中よりマシやろ」と開き直って書いていく。今回は前回よりも明確な財布の選定基準を打ち出していくぞ。
それにおれは他人のお財布事情にもめっちゃ興味あるんだよね。言うまでもなく財布の中身じゃなくて「財布そのもの」の事情な。なぜって財布ってその人の生き様や考え方やこだわりが色濃く現れるブツだと思うからだ。
極端な例でいうと、某IT社長兼ビジネス系YouTuberは「スマホとその手帳型ケースに数枚のカードを入れたものしか持ち歩かない。キャッシュレスが使えない店には入らない。それにおれADHDやから財布すぐ落とすねん」みたいなことを言うてる。要するに超効率型の生き様が財布まわりに色濃く現れているってわけ。
でもこれって鉄道網の発展した都市部じゃないと基本的に無理だよね。車移動になったら免許証、ETCカード、JAFカードもろもろ持ち物増えるし、郊外だとまだまだ現金のみの店だって多いもんな。
ちなみにおれの場合は
1.スマートフォン(iPhone7、そろそろ次世代機が欲しい)
限界までスマホ決済を利用して持ち物を圧縮。流行りのコード決済はもちろんApple Payも使いまくるしクレカ、ポイントカード類も取り込めるものはすべてアプリに取り込む。
2.メイン財布(エムピウのミッレフォッリエp25)
通勤と車移動用。免許証や保険証に診察券、自動車訪店が基本のコストコカードやその支払いに使う楽天カードもイン。
そのため厳選しても10〜15枚程度にはなってしまうのだが、この財布ならすんなり収納してくれる。厚みは30mm程度になってしまうものの、先代の長財布から比べると充分コンパクトだ。
小銭や紙幣もそれなりに入るが、デザインがかなり独創的であるため出し入れには少しコツがいる。
とはいえ、評判も高いし慣れれば使いやすい財布だと思うが、以下のような欠点もある。
・やや傷が付きやすい(それも経年変化の楽しみと割り切れる場合もある)
・カードスロットの裏の縫製がかなり雑
・紙幣スペースの長さがギリギリなので、特に万札のヘリが折れ曲がりやすい(もう数mm長く出来んかったんか)
などなど。
さらに詳しくは以下のリンク参照。
3.サブ財布(Amazonで買ったノーブランドの2000円くらいのやつ)
カードは10枚程度、小銭入れ部分もボックス型でそこそこ入るし、紙幣の出し入れも問題無し。それだけ入れても厚みは20mm以下のため、スーツのポケットでも膨らまない。
ただ合皮につき安っぽいし、そろそろボロいので買い替えたい。元々あまり使わないイメージでテキトーに買ってしまったのだが、コンパクト財布を一度持ってみるとその軽さ・薄さ・快適さに取り憑かれてしまったのだ。もうデカ財布なんて一生持ちたくないでござる。なんなんだあの重さは。
ちなみに徒歩電車移動用である。飲食店・雀荘のポイントカードや競馬場の入場回数券など車ではまず行かない場所で使うためのブツが収められている。
移動手段で財布を分けるやり方はわりと有用だ。使うものが意外と被らない。基本的に酒を飲むから免許証等も要らないしな。
4.名刺入れ(イルビゾンテ製、過去記事参照)
名刺とほぼ使わないカードはこちらにイン。仕切りで分けられるのでスッキリする。なお仕事中は1+2+4の組み合わせで持ち歩くのだ。
番外.家の貴重品入れ
ほぼ使わないけど、万一使うときの再発行手続きなどが面倒くさい系のカード類をイン。先代のデカ財布のときは、なまじこれらも入ってしまうだけの容量があったために断捨離が捗らなかった。
考えてみれば当たり前の話だが、持ち歩かなくて良いカード類は家で保管しておけばいいのである。
◇
以上の4〜5刀流になる。
「いやそこまで細分化するのめんどくせーよオールインワンでいいよ」派と「とにかく荷物少なくしたいから財布も小さくしたいし、必要とあらば分割したい」派にも分かれるところだろう。
以前のおれは前者だったが、今は宗旨変えしてすっかり後者だ。とはいえ、ほんの数年前まではなんでもかんでもカードを発行する時代だったので、デカ財布が合理的な時期も確かにあったのである。
さらにキャッシュレス化が進むと、近い将来には財布類を一切持ち歩かなくても済む時代がきっとやって来るのだろう。
◇
まとめると財布の選び方は、大別して以下の三軸に分かれることとなった。
①個数軸→aオールインワン派/b分割派
②移動手段軸→c自動車メイン派/d電車徒歩メイン派
③こだわり軸→e質感美観重視派/f機能性重視派
予算内でこれらを念頭に入れながら財布を選ぶと、より自分のライフスタイルにフィットするアイテムを見つけられるのではなかろうか。
ちなみにおれはbcf型ということになる。郊外在住の/自動車移動メインで/どこにいくにも軽装で出かけたいクチなので必然的にそうなってしまうのだ。
皆さんはどのタイプだろうか。そして今どの財布をどのように使っているだろうか。
また、今後ライフスタイルとともに財布周りを新調したいとお考えの方について、本稿が一助となるならばこれ幸いというものである。
それではまた次回。
(了)