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日本のパワースポット☆諏訪湖〜2つのエネルギーが重なる時〜

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前回までは、日本のメインパワスポラインである、中央構造線とフォッサマグナのお話をしてきました。

では、フォッサマグナの西側にある糸魚川-静岡構造線と中央構造線の交点はどこになると思いますか?

大鹿村中央構造線博物館HPよりhttps://mtl-muse.com/mtl/aboutmtl/whatismtl/

そう、諏訪湖なのです。

中央構造線のお話の時に、今もまだ東西に引っ張り合ってる話をしました。日本海側が東に、太平洋側が西にずれようとしています。

糸魚川ー静岡構造線は、その力を受けて、西日本がわが南へ東日本側が北へ動いているのです。

大鹿村中央構造線博物館HPよりhttps://mtl-muse.com/mtl/aboutmtl/whatismtl/

その力は中央構造線をも断絶させて……こんな風になってるのですね〜。

この諏訪湖をこんどは地形的にみてみましょう。
諏訪湖は諏訪盆地に位置しているので、31もの川が流れ込んでいて、流れ出るのは天竜川のみとなっています。
諏訪湖の北3キロほどにある塩尻峠は分水嶺*になっていて、そこから北側は日本海側へ川は流れていきますから、諏訪湖は長野県のなかの太平洋側へ流れる最北端にある湖と言えるのです。

*分水嶺とは……
降った雨や地下水が流れ込む川の水が、日本海側と太平洋側に流れ出る境のことです!

上の写真の赤いラインがおおよその分水嶺。水色の矢印は、流入河川と天竜川です。この川の流れを見ると、茅野市側が諏訪湖よりも高く、天竜川の上流に当たるのがわかりますね。

様々な境目にある諏訪湖は、山からのエネルギーが諏訪湖に集まり、天竜川を使って太平洋へ流れていくエネルギーの集合地ともいえるのではないでしょうか。

諏訪湖の守り神*諏訪大社

そしてその諏訪湖の南北に上社、下社合わせて4か所の境内地を持っているのが、諏訪大明神をご祭神とする諏訪大社です。

諏訪湖は、諏訪大社ができたおよそ2000年ほど前は、諏訪湖畔にありました。その頃の諏訪湖は

長野県HPよりhttps://www.pref.nagano.lg.jp/suwaken/shisaku/documents/09suwakonoayumi.pdf

このような形で、あったと言われています。現在の諏訪大社上社や下社秋宮などが、昔の諏訪湖畔にあったのがわかります。

この図を見ると、右側の茅野市側が天竜川流域の上流に当たり、左下から天竜川が流れ出ているのがわかります。つまり上社が天竜川水系の上流、下社が下流側にあったのですね。

諏訪大社は、日本でも最古の神社の一つに数えられます。諏訪大社の御祭神は、古事記に書かれた大国主命の息子、タケミナカタの神です。

タケミナカタの神が国譲りの際にタケミカヅチと力比べをし、負けそうになって逃げた先が諏訪の海と言われ、その地から絶対に出ないと約束して、タケミカズチに許してもらった神様といわれています。

しかし、本当は恐らく縄文時代から信仰された神社ではないでしょうか。

諏訪湖が大きかった時代の上流茅野市には、縄文時代中期(5000~4000年前)の遺跡で日本四大遺跡である尖石遺跡を中心に、縄文のビーナスで有名な棚畑遺跡や、縄文時代前期の阿久遺跡など、多くの縄文時代遺跡が残っています。そして諏訪大社の信仰の源は、上社前宮と言われていますから、昔の諏訪湖上流には、信仰をともなった大きな集落があったと考えられるでしょう。

「縄文のビーナス」茅野市尖石縄文考古館より https://www.city.chino.lg.jp/site/togariishi/

諏訪湖は、そんな日本の古代からの信仰を集めていた、大きな地殻エネルギーの源なのです。

日本の二大構造線から見たパワースポットについては、これでおしまいです。次回は、日本の主神である天照大御神にちなみ、太陽とパワースポットについて書いていきたいと思います。

日本全国パワースポット!
ではまた(*´∀`)ノ

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