フラッシュバック#2【短編小説】
佐藤「で、どうする?福山さん」
福山「どうしようかな…」
佐藤「福山さんに家族が居るように近藤さんにも奥さんと息子さんが居るよ。長い年月経った今だからさ、話してみたら?」
佐藤は福山と近藤の関係は知らない。
だから、近藤が福山を好きだったと勘違いをしている。
福山は伝えた。
「電話に出るか出ないかは分からないけど、教えても私は大丈夫だよ。もう50過ぎて今更うろたえないよ。」
と、あえて静かに答えた。
佐藤「大人だね、福山さん。じゃあお伝えしておきます。近藤さん喜ぶだろうな。じ