色節を見に出で…

強い風が吹く海のそばに砂丘。湖を持ち他県から繋がる滔々とした川と山。静岡県浜松市。

ゴールデンウィークに大凧大会がある。大凧同士の紐を切りあうという激しいもの。

みな揃いのはっぴを着て掛け声をかけながら太い紐を引く。大きな旗を振りながら戦いを応援する。

夜になれば町内の山車が一同に集まり暗い街中を練り歩く。子供の山車もあり、ついて歩く子、周りで見ている子。みなにおひねりを配る。

祭りは3日続く。熱気は異邦人の私も巻き込んだ。


主人はこの土地で人びとと慣れ睦み本社に戻ってからも繋がりは深く今ではオンラインで家飲みをするようになった。

リタイアしたら浜松に住みたい、と言う。

少し残念に思うのは当時の主人と職場の繋がりを直接私は知らない。同様に主人も子供たちとの日常を経験していない。

私たちは一緒になって久しいが永遠に知ることが出来ない想い出を抱えている。

もしも今度浜松に住むなら私も絆を深めて行きたい。

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鶴木マキ
まだまだたくさんの記事を書いていきたいと思っています。私のやる気スイッチを押してくださーい!