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その日は突然やってきた🐾 ~ママ学校に行きたくない…🥺~
不登校の始まり
初夏のある日、我が家の日常は変わらず始まった。
朝起きて、弁当を作り、洗濯をしながら身支度をして仕事に行く準備をする。毎日のルーティンだ。
鞄を肩にかけ、燃えるゴミを手に取り玄関を出ようとスタンバイしたその時、背後から子どもが抱きついてきた。泣いているのが背後を通してでもわかる。
どうした! 何があった?
"ママ…学校行かなくていい?"
言葉につまる。脳が子どもの発した言葉を懸命に整理しようとする。私の体はフリーズ🧊。懸命にことばを紡いだ。
"いいよ"
咄嗟に返答していた。
これは子どもが高校2年、初夏の出来事である。
なぜ行きたくなくなったのかはまたの機会にでも書こうかな…
親と子どもの異なる思い
子どもは春の新学期からずっと悩んでいたらしい。全く気がつかなかった。
振りかえって考えると、必ず持っていくお弁当を忘れたり、なかなか朝起きてこないことはあったが、その時は、これらの事柄が日常に埋もれ、気がつく余裕もなかった。
子どもも親に悟られまいと必死で隠していたから、余計にだと思う。この日を境にルーティンだった日常が一辺した。
不登校…我が子にかぎって…
悩みに悩んだ末、休職して学校にいけなくなった我が子を見守った。
"生きている"それだけでいい。
何をするわけではなかったが、結果的には見守ることしかできなかった。子どもが生きることに行き詰まり、死を考えているのではないかと気が気ではなかった。
子どものもつ力
不登校の間、フオークギターを買って欲しいと言われ、初心者用のギターを購入した。学校に行っていない間、昼夜を問わず、YouTubeを見て練習し、気がついた時には弾き語りができるまでになっていた。
夜中に大声で歌いながらのギターには参ったが、そっとしておいた。
その後は子どもなりの結論をだし、停滞しているよに思えた時間が前に進みだしたのを覚えている。
当時は親として様々な葛藤もあった。喉元過ぎれば熱さを忘れるのごとく、今となっては貴重な経験を子どもに与えてもらったと思う。
子どもが不登校になった理由や当時の葛藤の詳細を今回は割愛したが、同じようなことで困っている方に
"見守る"
ということは結構な策になるということを伝えたい。なかなか難しいが、効果はあると思う。
穏やかな日常が明日も続くとは限らない。この今の時代だからこそ余計に感じる。
突然子どもに何かしらの災難がふりかかっても、もがきながらでも前を向き、後ろを向いてもまた前を向いて行くことで、動き始める何かがある。
最期に
多くの親は、子どもの心配をし不安になることもあるだろう。
起こった事象を受け止め、何ができるかを考えることしかできないかもしれない。抱えきれないこともあるかもしれない。それでもきっといつかは出口があることを信じている。
tadano turu
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