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中学校不登校時代②

先生や親からの圧力がかかるように

12月の大晦日を目前とした日の夜19時。
普段ならリビングの巨大な丸テーブルで母、妹と夜ご飯を食べている頃合いだ。
しかし、その日は違った。
担任のY先生、学年主任のT先生、母親と僕が神妙な面持ちで丸テーブルを囲んでいた。
「今日は亀之助君の今後についてお話し合いさせていただきます。」
T先生が口を開く。
「単刀直入に聞く。亀之助君はこの先をどう考えている?」

この時、将来については全く考えていなかった僕は間髪入れずに
「このまま学校には行かずに気が向いたらその時考えます。最悪自◯すればいいって思ってますwwww」
正直まだゲームしか頭に無かったので将来についてとてもじゃないけど考えられなかった。
ただ、中年になってもひきこもりは嫌だなとは少し考えていた。
僕も未だにポリシーにしているのだが、「最悪人生詰んだら自◯すればいい」という考え方は意外に悪くないと思っている。

「ふざけるな!!!」
Y先生は顔を真っ赤にして怒号をあげた。
僕もさすがに身体が硬直する。
後ろでペットのコザクラインコの「さくちん」が怒号でスイッチが入ったのかテンションMAXでピィピィ言いながら頭を振り始める。

「さくちん辞めなさい」
母親が注意するものさくちんは気にせずエキサイト。

「まあまあ落ち着いて。亀之助君も自分をもっと大切にしなさい。」
すかさずT先生がフォローする。

(自分を大切にするとはどういう意味?不登校の俺なんて大切にする価値もないゴミじゃん)

先生としてはどうにかしてでも学校に来させたいようで同じような質問や説得を繰り返してその日は終わる。
当時の僕にはありがた迷惑だった。なんなら構わないで欲しい。
だが教職員は不登校児の俺を学校に来るように説得するのが使命であるから、簡単には引き下がらないのだ。

生徒ガチャに外れると本当に大変な職業だと今更ながら同情する。

それ以来、情に訴える戦法に切り替えたのか同級生から電話や手紙を貰ったが当時の僕にはゲームが第一で全く心に響かなかった。
手紙を読んであほくさと言ってゴミ箱に入れるクズ具合だ。
特に対戦中に電話がかかってきた時にはガチギレしてしまったこともあった。
15歳とは思えない精神年齢の低さである。
今でも自分が精神年齢が低いと自覚しているが、義務教育や高等教育は精神面を磨くには必要不可欠であると痛感した。

こんな感じでのらりくらりと暮らしていたが母親や親族からの風当たりがこのあたりから強くなってきた。



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