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飛躍する鈍足(予告編2)

予告編”1”はこちら(記事中段以降にあります)

連絡:
予告編もいくつか書いたら収納 ※消したりはしない、投稿を切るということ。
そして新テーマの予告編ができるまでノートを書き続ける方法が良さそうです。

<本編>

アザラシの中は暖かった。

ハンバーガースタンドなど飲食店がいくつか立ち並ぶエリアを越え、機関部と思しき函体(※箱状の形)の壁面に赤十字が描いてあるのを横目に通り過ぎると、何か雲でできた休憩室のようなものがあった。こちらも勿論アザラシの体でできているのだが、椅子やコーヒーテーブルまでそのふわふわした、軽くて堅めの餅のようなそれ【実際は文字の上に「・」が二つ】でできているのには驚いた。

相変わらず機構の全く分からない「透明で外が見える」窓様の部分から外を眺めやると、海面スレスレに鴎が飛んでいるのが見えたりする。

「ここは歩き疲れた人のために、「鏡」が敢えて作った場所の様です」と榊原が言った。彼は自身が少し疲れているように見えた。


※著作権はカメ人です。

読んで頂きありがとうございました。カメ人



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