飛躍する鈍足(予告編)

先にむしろノートの投稿スタイルに関するアナウンスを一つ。

※本編には、目次の”<本編>”より飛べます(中段以降です)。

<○○ノート>を続け、ある程度昇華されたら予告編を経て小説化します。

とりあえず課金はなし。
※大体手軽に有料記事を作成できること自体を、初ノート投稿まで知らなかった。
※予告編を超える作品が出来なかった場合「通常詐欺」と呼ばれる可能性もある。

今回の「海外進出ノート」に追記が増え続け、無意味に帰す訳にもいかず、かと言って延々と書き続ければ、疲れて投稿停止するのが確実だった為困っていた。

追記が必要になる程「身近な」題材というのがそれまで無かった為正直戸惑った。

結果「書く意味が無い位の失敗」(追記①)から「勝利の記憶」(追記③)へと一応(「留学」と言う経験が)昇華されたのだが、これはこれで双方の結論が<字面の次元>では矛盾していて少し困った。

これはもう書くしか無いわけだ。つまり初期に言っていた、投稿スタイルの大前提

これはフィクションです!(きんに君風・・・?)

、を踏襲し、踏み倒すと。

意外にも早く(まだ7本くらいしか書いていない)、「サイエンスフィクションノート」を書く前にその本編が始まってしまうという状況なわけです。


<本編>

陽光の中を僕は下った。

団地の中庭を超えると、もうそこは記憶も追いつくことができない世界なのだ。
そう確信していた。

なぜ中庭を超えると寧ろ超然とした世界になってしまうのかは分からない。中庭には光る虎がいて、余りぼーっとしていると襲われるのだという夢の暗示のようなものがあったのかも知れない。

その夢が叶う前に、僕は光の中を下り、青い空の押し寄せる世界の波打ち際まで小走りに走り出る。

もう誰も捕まらないのだ。

成功も失敗もない、これは勝利の記憶だ。記憶が全て捕まえてしまった。


「勝利の記憶」という語句をふんだんに(普通に)使っているのが味噌だ。

※著作権はカメ人です。

※全く別の場面をごく短く描いた”2”はこちら

読んで頂きありがとうございました。 カメ人






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