流暢に音読できない原因
いま自分は、
何か文章を読むときに、それなりに音読ができる。
しかしつい1-2年ほど前まで、音読ができなかった。
読めるつもりだったが、意外とつまづく。
文章の途中で何回もつまづく。
そんな1-2年前に比べると、今はずいぶんと流暢に音読できるようになっている。
ではなぜ、音読がスムーズにできているのか?
なぜ音読がスムーズにできなかったのか?
音読までのプロセス
いま音読するとき、
実際に声に出している箇所よりも少し先を、常に見ている。
すると先に文章把握ができて、音読しやすい。
頭の中に文章が出来上がって、あとはそれを声に出すだけ、という状況だから。
なので、自分の文章把握のスピードより早くは音読できない。
ただし、ここでいう「文章把握」は、「内容把握」とは別である。
いくら流暢に音読していても、まったく内容が入ってこないこともあるからだ。
つまり、
[文章→音]の変換と、
[文章→意味]の変換が異なるということ。
そして意味がわからないよりも、
意味がわかっているときの方が、
音にしやすい。
つまり、
[文章→意味→音]
という変換のプロセスのときは、早く音読しやすいということ。
この「意味」の把握が早いときは、音読しているときの口の動きが遅く感じる。
これは、流暢な音読には口の動きの滑らかさも関わるということ。
つまり、
[文章→意味→音]の変換は実際には、
[文章→意味→口の動き]の変換となる。
各プロセスでどこの部位を使っているかをまとめると、
文章の段階は、
目を使っている。
意味の段階では、
既知の知識と、イメージ化を使っている。
音の段階では、
口を使っている。
したがって、音読を流暢にするためには、
4つの領域にアプローチすれば良い。
<目>
<既知の知識>
<イメージ化>
<口>
の4つの領域である。
流暢に音読できない原因は、
この4つの領域のどこかが、ボトルネックになっているからである。
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