瞑想が深まらない時には・・・
僕はよく瞑想を行います。
昔からポツポツ瞑想していましたが、ここ最近は毎日継続しています。
これを書いている現時点で、310日経過。。
瞑想といっても40分とか50分とかではなく、5分10分15分といった短い時間ですが、なんとか続けています。
そんな僕が、瞑想を継続していく中で気づいたことがあります。
それは、「瞑想してもぜんぜん意識が深くならないことが多い」という問題です。
「意識が深くならない」と、瞑想した感がありません。
大して心地よくもありません。
この問題に対して、一つの解決案が自分の中で生まれましたので、共有してみたいと思います。
● 身が入らないという問題点
瞑想した後に、
「うまくいってたな」という感覚の時と、
「どうもうまくいかなかったな」という感覚の時があります。
「うまくいった」というのは、
自分にとっては、
「頭の後ろの方に意識が自然と移動していて、後ろに遠ざかっていく感覚」だったり、
「すごく落ち着いて自分の呼吸や感覚を観れている感覚」だったりです。
「うまくいかない」というのは、
あーでもないこーでもないと、考え事をしてしまっているときです。雑念まみれという感じですね。
このうまくいかない時、
これは「身が入らない」時の感覚に似ています。
たとえば何か勉強をしようと本を開いたとします。
開いたはいいけど、文章が頭に入ってこない。
読んでるというより、見てる感じ。
右から左へと抵抗なく流れていく感じ。
「なぁーんにも入ってこねーや、だめだこりゃ、」
という感じ。
この感じを、「身が入らない」と表現しています。
瞑想中でも同じような感覚によくなります。
呼吸に意識を向けようとしても、いつの間にか別のことを考えているんです。
体の感覚に意識を向けようとしても、うまく意識が向かなくて、なんだか眠くなってくるんです。
そのまま眠りに突入することもあります。
全部、瞑想に身が入っていない、という感じです。
● 「身が入らない」とはどういうことか
身が入らないとは何なのか。
いまでも身が入らないことが多々起こるんですが、
その原因はなんなのか。。
「身が入らない」という現象が発生するための「トリガー」「条件」「要素」はなんなのか。。
少し別の視点から見てみると、、、
「身が入る」ためには、どんな「トリガー」があればいいのか。。
その一つに、「体を生々しく感じていること」という「トリガー」があるように思います。
体を生々しく感じる
これは、自分の体の「感覚情報」を「生々しく」感じるということです。
生々しく感じれているときは、頭の中はその感覚のことで満たされて、あーでもないこーでもないと余計なことを考える隙間がなくなります。
つまり、
〜〜〜〜〜
「身が入る」ためには、「身が入らない」要素を無くせばいい。
↓
「身が入らない」要素とは、「余計な雑念」である。
↓
「身が入る」ためには、「余計な雑念」という要素を無くせばいい。
↓
頭の中に、「余計な雑念」が入り込む隙間を無くしてしまえばいい。
↓
「生々しい感覚情報」で頭の中を満たしてみよう。
〜〜〜〜〜
ということです。
● 「身が入る」ための具体的な方針
では、「生々しい感覚情報」で頭の中を満たすには、何をすればいいのか。
一つの解決方法として、以下のステップを考えました。
〜〜〜〜〜
感覚を言語化する
言語化した感覚のある箇所を、少し動かす。
〜〜〜〜〜
1番目について
頭の中を「生々しい感覚情報」で満たすためには、
何はともあれ「感覚」を意識しなければなりません。
なにかを意識に上げるのに効果的な一つの方法として、「言語化」があります。
雨が降っている時にそれをボーッと見ているのと、
「あ、雨が降っている」と言葉に出してみるのとでは、
向いている意識の強さが違います。
それを利用して、「感覚」を言語化してみる。
「吸っている」
「吐いている」
「お腹がふくらんでいる」
「お腹がへこんでいる」
「お尻に圧迫がある」
「空気が肺に入ってくる」
「空気が肺から出ていく」
というような感じで。
しかし、ここで問題が発生します。
それは、
「言語化してるのにうまく意識ができない」
という問題です。
「生々しく」感じられない、という問題です。
いくら言葉を頭の中に満たしてみても、
「形だけ」であれば、結局あーでもないこーでもないと考え始めてしまいます。
そこで2番目です。
2番目について
言葉にした感覚がある箇所を、実際に動かしてみる。
そうするといやでも感覚に変化が発生して、
意識が向きやすくなる。
実際にやってみると、
動かすことが先で、言葉が後のようにも思えてきますが、
いずれにしても意識はしやすいです。
これを続けていけば、頭の中を「生々しい感覚情報」で満たしやすいと感じます。
● まとめ
ということで、
「瞑想してもぜんぜん意識が深くならない」という問題には、
「生々しい感覚」で頭の中を満たすことで、
解決できるかもしれません。
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