社会生活を体現した日
お久しぶりです。
感情は忙しく、ネタはたくさんあるけれど、まとめるサイクルを作れない日々のたーとるです🐢
今日は、自分の価値観がひっくり返るような
私の選択を大切にしたいような、そんな出来事のあった1日でした。
A君は強度行動障害があり
屋外で面識のない人へも粗暴行為をしてしまう方がいます。
忖度ない抽選で余暇活動に参加してもらうことに決めたけれど、
不安が強い。心配しかない。
そんな状態でした。
そんな中、この2~3か月は精神状態が安定している。
毎週末、母と公共交通機関を使用して出かけていることなど含めて
一緒に外出することを決めました。
当日(今日)のこと
2名体制の厳戒態勢で挑み
4時間30分の少し長めの屋外活動。
緊張と不安の中、好調とは言えない様子のA君と屋外活動を実施したのです。
その中、A君は落ち着いて過ごすことができて、
余暇の経験を増やすことができた良い時間でした。
↓
このことで大切にしたい視点です。
・母は余暇を大切にしてきた。一緒に経験を重ねた。
・不穏な状態はあれど、ガイドヘルパーの経験を積ませた。
・通所先も厳戒態勢をとりながら、同じように経験の機会を与えた。
A君は、苦手な子供に囲まれる環境も戸惑いながらも乗り越えていきました。
普段の関りはあるけれど、初めて屋外を共にする職員と安全な外出を終えたのです。
私たちは強度行動障害を持つ方を家と通所先の2拠点のみで生活させることもできます。
それでも、皆 地域で生活をしている。
家と通所とその他にも生活や楽しみの場所がある。
健常者のように選択肢は多くないかもしれないけれど、好きな場所・思い出の場所を増やす経験がこれからの意思決定支援の支えになるのです。
A君のお母さんが諦めずに経験を積んできたから
ヘルパー支援を絶やさなかったから
彼はこの日を仲間と過ごすことができたと思うのです。
それこそが、福祉のあるべき姿だな。
(どういうことかは、もう少し言語化できるようになりたいな)
私の携わる世界の奥深さを感じた日でした。