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31.病理検査の結果

2021.6.9
術後19日目、退院後2回目の外来。

先週の外来で、ジムに行く許可をもらったので、週末早速体をゆっくりとだが、動かし始めたのだが、疲れたのか、はたまた負荷がかかったのか、胸の張りが気になっていた。

週末より少し張りは治った気はしたが、腫れのせいか切除していない左胸より大きくなっていた。

腫れが治ったら、どのぐらい左右差がでるのだろう。

今は左右差も大してなく、脇に傷があるので、私の大好きなジムのお風呂やサウナでも気づかれずに済んでいる。。
落ち着いたころの具合が多少なりとも気になっていた。

診察は午後13時からだったので、12時半まで仕事をして、そっと会社を出た。
ごく僅かだが、一緒に仕事をしているヒトにだけには話していて、わかってくれている人が社内に僅かでもいてくれてるのは気持ち的にありがたい。

6月から本社が移転し、フリーアドレスになったおかけで、フレックスを利用して親しい人以外には癌を患っていることを話すことなく手術や入院、治療ができるのはありがたい...。

本当は、隠し事が苦手なタイプだ。

でも、自分自身ががんになったことをなかなか受け入れられない今も、そう親しくない人に話さなくて済むのなら、話さないで、時を流したい...。

そんなふうに思ったのも、がんになって初めてだ。

それでも、隠し事が苦手なタイプの自分は、信頼できる人に話せることが、ストレス発散の一つなんだと思う。

先週から本社が移転したので、病院まで遠くなってしまったが、歩いて20分、これも運動だと、言い聞かせて、これから始まる放射線治療に臨もうと思う。

13時ちょっと過ぎに診察室に呼ばれた。

執刀医、主治医である先生に会うと安堵する。

先生は早速、私の小さな爆弾な写真を見せてくれた。

手術前に先生に、点滴の針を刺されながら、「がんの色は何色なんですか?」という興味本位の雑談を先生にぶつけてみた。
先生は、一瞬ビックリしたように見えたが、「白っぽい、乳白色なんですよ。」という回答だった。

針生検で見た透き通った、氷柱のイメージだった私は自分の小さな爆弾の写真を見て、衝撃を受けた。

ガンの周りを余分に切除していることもあり、脂肪がまとわりついていて、透明感のある氷柱のイメージはかけ離れていた。

私のイメージであった黒くはなかったものの、決してキレイとは言えないシロモノだった。

ヨカッタ、こんなもの体に入れっぱなしにしないで。

病理検査の結果は問題なく、

がんの大きさは、25×20×16mm
リンパ節の転移なし(0/4個)
エストロゲン受容体 8/8
プロゲステロン 8/8
ハーセプチン 2+
がんの増殖率 10%
ステージ2a T2NOMO ルミナール

という結果でした。

がんの大きさは人間ドッグで引っかかった時とほぼ変わらず、エストロゲン、プロゲステロン、ハーセプチンの結果は針生検の時と変わらず。
がんの増殖率は針生検の時は20%との事でしたが、病理検査の結果では10%と下がっていました。

エストロゲン、プロゲステロンの適応率が8点中8点満点だったのが嬉しかった。
最近、満点取る事もないので(笑)

というわけで、今後の治療方法は、

ホルモン剤 5年間投与
放射線治療 
定期的なマンモグラフィー及び超音波検査

と、なりました。

明日からホルモン剤の投与が始まります。
どうか、大きな副作用がありませんように...。


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