(R18)オリジナル官能小説「こうゆうっ♪」第2話 出会ってしまった
ーー「うう……やっぱり、自信ないな……」
チャイムの余韻を背に受けながら、トボトボと廊下を歩き独り言を呟く。
入学式は何事もなく淡々と進んだ。
進学校の、それも初日なのだから、当然といえば当然。
他人と違うことと言えば、父母が来なかったことだろう。
仕事が忙しいというが、これについては中学の卒業式も同じだった。気にはしていない。
問題はそのあと。
各教室に分かれてのガイダンスだ。
指定された教室の席に着く。
僕は一番後の列、それも窓際。なかなか落ち着けそうな場所だと思っ