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十月宣言

 ようやく暑い夏が終わりを告げ、今年もあと2ヶ月で終わる──。本当にあっという間だ。先月の「九月宣言」では令和の米騒動について触れたが、読者の住んでいる地域はどうだろうか。筆者の住む地域では落ち着きを取り戻し、通常通りとなったが、価格が上がっているため購入を控えている人が多いようだ。なかなか難しい問題である。

 さて、先月もいろいろなことがあった。個人的に大きかったのがLoVendoЯ(2019年解散)とPINK CRES.(2021年活動終了)のサブスクリプションサービスでの配信、つまりはサブスク解禁だ。この1年はKAN、森高千里、加藤紀子、太陽とシスコムーン、中島卓偉…とサブスクを解禁してきたが、ハロー!プロジェクト界隈もそろそろか…?という声もある。来年の1月か、はたまた30周年のタイミングで一斉解禁になるのか定かではないが、解禁された際には大々的に世間にアピールしてほしいものである。

 LoVendoЯとPINK CRES.はいいグループだった。LoVendoЯのフォークバンド路線は賛否両論の声があったが、あれはあれでよかったと思っている(※会長は吉田拓郎のファンらしい)。そもそも楽曲が増えるまでの繋ぎ止めにすぎず、いずれは歌わなくなると思っていたから気にせず楽しむことができた。その後は楽曲も増え、メジャーデビュー時には「日本有線大賞」で新人賞を獲得する快挙を成し遂げたが、メンバーの卒業や田中れいなのソロ活動で徐々にバンドは停滞していき、ひっそりと(?)解散してしまった。音源化されていない楽曲が多いだけに勿体なかった。

 PINK CRES.は結成当時からオリジナル曲が複数用意され、ハロプロ界隈では珍しくダンス&ボーカルグループとして売り出された。楽曲はダンスナンバーを中心とし、同性受けを狙ったガーリーポップ路線で古巣と一線を画した活動を行なっていたが、新型コロナウィルスの影響でライブの中止が相次ぎ、単独ライブを行うことができない状態となった。その後は同じ事務所の所属アーティストとともに合同によるコンサートツアーを展開していたが、コロナ禍が長引いたこともあってか解散してしまった(※解散ライブは無観客での配信ライブに…😭)。今となってはダンス&ボーカルユニットが増えているが、コロナ禍前は数えるほどしか存在しておらず、なかなか外部にアピールすることが難しかった。今なら日本人メンバーが在籍するK-Popグループと共演なんてことも実現できたと思う。

 そんなことがあるから今回のサブスク解禁は嬉しい限りである。ハロプロを卒業したら距離を置いてしまうファンも少ないようだが、これを機に聞いてほしいと思う。Apple Musicは加入していなくても1分半ほど試聴できるので、ぜひ!

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ほりすた
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