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チューリンガムとブロックチェーン
チューリンガム代表の三瀬です。
当社はクリプト界の有名人も多数所属している会社ではありながら、対外的な企業紹介などをこれまであまり行ってこなかったことから、ブロックチェーン界隈でたまに名前を聞くけど何をしているかよくわからない…という会社というイメージになっているのではないかなと思います。
当社のビジネスモデルや事業内容もだいぶ変わってきており外部のお客さまとの接点も増えてきていることから、2023年からは少しずつ発信の機会を増やしていこうかと考えています。手始めに私の方から改めてチューリンガムがどういう企業かという点やどこに向かおうとしているのかということを書かせていただきます。
チューリンガムはどんな会社か?
チューリンガムを一言で表現すると、「ブロックチェーンの社会実装を実現・サポートする会社」です。ブロックチェーン技術やその周辺技術と徹底的に向き合うことを信条としていて、2019年に設立されてから4年目に突入する今もそれは変わっていません。一方で、当然ながらブロックチェーン業界の移り変わりは激しく、当社のビジネスモデルや事業内容は大きく変わってきているのが実態です。
当社のキャッチコピーは”Gain Control of Yourself”ですが、これはGoogleやAppleといった大企業がデータを牛耳っていてそこから生まれる付加価値を寡占している状況を是正しユーザー主権に近づけていきたいという意味や、金融が持っている機能を金融機関や公的機関などの一部の既得権益者たちによって独占的に利用している状況をブロックチェーンによって覆し誰もが利用できるようにしていきたいという意味が含まれています。
私はFounderではありませんが、Turingumの設立当初から関わらせていただいており、実はこのキャッチコピーを作ったのは私です。表向きの意味は上述の通りですが、実は私と前COOの橋本がMagic The Gatheringが好きだったことからカードの効果でしばしば使われる”Gain Control”という表現を入れたという隠れた意味があったりします。
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(私がMTGを初めて触ったテンペストのカードです!懐かしい…)
少し話題が逸れましたが、チューリンガムの主要メンバーのほとんどが2017年かそれ以前にブロックチェーンに出会っており、それ以来ずっとブロックチェーン技術に関わりを持ち続けています。バブルと現在のような低迷する時期を何度も繰り返してきているので流石に耐性がついており、誰一人としてブロックチェーンの未来を疑っているメンバーはいません。
2022年のクリプト業界も波乱続きで、LunaショックやFTX破綻などさまざまな事件が起こり、マクロ市況も相まってベアマーケットとなった転換点となる年でした。そこから冬の時代は続いていて、これからももうしばらくはこの状況が続きそうですがこのような時期こそ強いプロダクトや将来のブロックチェーンを支えるインフラが育つ時期だと思っています。まさに、ブロックチェーンを社会実装を目指すには絶好のチャンスと言えるかもしれません。
ブロックチェーンの社会実装
ブロックチェーンの社会実装と言っても少し漠然としていますが端的に言えば、実際のビジネスに当たり前にブロックチェーンが使われることを想定しています。現在新しく生まれるビジネスで全くインターネットが使われない事業がほとんどないように、ブロックチェーンが当たり前に使われる時代がすぐに来ると思っています。
その観点では社会実装はまだまだで、キラーコンテンツと言えるものはまだあまりありません。暗号資産取引所やウォレット会社など、多額の利益をあげている会社も多いですが、これらはインフラの会社で実際のビジネスに使われたケースではないと思っています。もちろん、これらの企業がなければそもそもブロックチェーン技術や暗号資産・トークンを事業に使うことはできませんが、私たちが目指す世界はその一歩先にあります。
現存しているビジネスにトークンが使われることで成長が加速される、NFTが企業の持っている権利・サービスを代替することによってその流動性や価値が高まる、共通データベースとしてのブロックチェーンが複数の企業・ユーザーに利用されることによって今までできなかったようなサービスが展開されるなど多くの可能性を秘めています。しかしながら、ブロックチェーンは着実に歩みを進めているもののまだこれらが当たり前には利用されていません。
一方で、ブロックチェーンを用いたユースケースは着実に増えてきており、キラーコンテンツと呼ばれるものが生まれる日も近いと思っています。
2023年のチューリンガムの目標
2023年、絶賛ベアマーケットの中ではありますが、チューリンガムは着実にブロックチェーンの社会実装の実現をすべく、企業のサポート及び自社でのプロジェクトを進めていきたいと考えています。
例えば、2022年にはSkebCoinのプロジェクトに対し、トークノミクス設計・上場支援・マーケティングサポートをチューリンガムが行いました。一つ新しかったのは、Skebという既に多くのユーザーに使われているプラットフォームに対して暗号資産を導入したことです。
多くのケースでトークン発行は資金調達を目的として行われるため、既にうまくいっているサービスにはなかなか利用されません。一方で、Skebでは独立した決済手段として暗号資産を利用することを目指しトークンを発行しました。トークノミクスも既存の売上からバイバック等を行うものとなっています。このような先進的な事例を今後も手がけていきたいと考えています。
ブロックチェーン自体はインターネットと同様に技術の一つでしかありません。重要なのはそれをどう使うかという点で、価値の源泉はやはり実際のビジネスやサービス自体になります。チューリンガムはDeFi文脈で成長した会社ですが、Financeの機能や持つ力は様々な分野に応用できますし、NFTなどの技術も使い方を工夫すれば今までの付加価値の更なる拡大を促すことが可能です。
当社は、これからもブロックチェーンの力を使って既存のビジネスやサービスの更なる成長を促していくと共に、要素技術・周辺技術の研究やマーケットやプロジェクトのリサーチも同時に行うことで付加価値の最大化を図っていきます。
おわりに
チューリンガムはブロックチェーンの社会実装を進めるために、Web3ビジネスコンサルティング、ブロックチェーンシステム開発、NFT/SBT発行サービスを提供しています。企画段階からサポート可能ですので、ぜひこちらからお問合せください。
長くなりましたが、ご精読ありがとうございました。