SmartHR ユーザーコミュニティ「PARK」立ち上げ元年にやってきた4つのこと
オッス! オラturikonbu!
(SmartHR社のユーザーコミュニティ「PARK」を運営させていただいております。)
このnoteは、cmktアドベントカレンダー2021の16日目の記事です。
これまでのnoteでも何度か触れてきましたが、SmartHRでは2021年からユーザーコミュニティ「PARK」の立ち上げをはじめました。
主な立ち上げメンバーはインハウスエディターで「SmartHR Mag.」の歴代編集長のせっちん丸 & fujijun、そしてカスタマーサクセスチームでCSMだった私turikonbuというデコボコトリオでやってまいりました。
BtoBコミュニティ運営の経験者は1人もおらず、全員未経験、右も左もマジでわからん!な状態からのスタートでした。
この激動の1年にわっちゃわっちゃと取り組み、振り返った時に「やってよかったな」と思ったことをまとめていこうと思います。
2021年に取り組んだ4つのこと
①コミュニティリーダーを集める
コミュニティを始める上でまず着手すべきこと、それはコミュニティリーダーを見つけることです。
コミュニティリーダーとは、コミュニティの中で中心となり得るメンバーの方々。SmartHRのことを好きでいてくれて、「仲間を作りたい! 情報交換したい! 業務のお悩み相談とかもしたいぜ! うおおお!」という熱量の高い方を探しました。
探し方はこの2種類がほとんどだったかなーと思います。
1.ユーザーイベントを楽しんでくれている方に声をかける
イベントはZoom開催がメインで、毎回ブレイクアウトルームを活用した交流会を行っています。各部屋で、発言が多くディスカッションを前に進めている方、なんならファシってくださっている方、純粋に楽しんでいる方に個別にお声がけしました。
2. イベント後のアンケートで「企画に携わりたい」と回答してくれた方に声をかける
こちらもユーザーイベント経由での発掘です。
イベント後のアンケートにて、「PARKコミュニティにどう関わっていきたいですか?」という設問を用意しています。
・イベントに参加したい
・イベントに登壇したい
・イベントを企画したい
登壇と企画にチェックを入れてくださる方は、PARKコミュニティへの熱量が高いと判断し、運営から個別にお声がけしています。
こうして探し出したコミュニティリーダー候補な方々に、「どんなコミュニティが欲しいのか」「コミュニティに何を求めるか」を個別にヒアリングしてきました。
「日頃の業務で、どんな時に誰かに相談したいと思いますか?」
「今後のキャリアはどう考えていますか?」
「どんなコミュニティにしたいですか?」
「どんなプラットフォームを求めますか?」
「一緒にコミュニティを作っていきませんか?🥺」
個別ヒアリングのいいところは、SmartHRユーザーさんがどんなコミュニティを求めているのか解像度がグッと上がること、運営側では思いもつかなかったアイディアが出てくることです。
なにより、「一緒に作っていこう!」という気持ちがユーザーさんにも幹事にも生まれるので双方にとってハッピーハッピーです✌️
この約半年、ご協力いただいた約40名のSmartHRユーザーのみなさん、本当にありがとうございました!!!!
②イベントで参加ユーザーの熱量をあげる
まだオンラインコミュニティをオープンしていないので、今年はイベントをメインにした活動をしてきました。
やっぱり、イベントの威力ってすごいんですよね。
仲間がいること、知見を共有しあえること、を体感することで、ユーザーさんの熱量がどんどん上がっていくことを実感しました。2021年は計14回のオンラインイベントを実施しました。
イベントで行ったコンテンツのひとつをご紹介します。
8月には年に一度の大型イベント、「PARK 2021」を開催したのですが、その中のお楽しみコンテンツとして、人事・労務 大川柳大会を実施しました。
「人事・労務あるある」を575の川柳にしていただき、グランプリを獲得した方には景品をプレゼント!というこの企画。
なんと50件以上のあるある川柳が集まりました。(実は応募あるのかめちゃくちゃ不安でしたw) 川柳発表当日、チャット欄は「わかる〜」の共感の書き込みもたくさん出てきました。
「自分は1人じゃない」を体感してもらうためにも、イベントはやっぱり大事です。
ちなみにグランプリに輝いた作品はこちらでした!
また、開催したイベント後、ダイジェストレポートを公開することもタスクに組み込み、レポートでコミュニティの雰囲気が伝わるようにしています。まだ参加したことない方の心のハードルが下がりやすくなりますし、CSMのみんなも、打ち合わせ中にレポートをシュッと出してユーザーさんに紹介してくれていたりするのです。
約50件の魂の川柳、他盛りだくさんだったPARK 2021のダイジェストレポートは以下よりご覧いただけます。
直近で開催した年末調整をテーマにした会のダイジェストレポートもどうぞ!
年末調整 PARK mini ダイジェストレポート
③コミュニティリーダーの熱量をあげる
①でコミュニティリーダーを探すことをお話しましたが、コミュニティリーダー×SmartHRの関係性だけでは意味がありません。
人間、熱量は上がったり下がったりするものです。
いつまでも、続くと思うなユーザーの熱 (字余り)
コミュニティを本当に盛り上げるためには、コミュニティリーダー×コミュニティリーダー×コミュニティリーダー、、という関係性の連鎖を作っていくことが重要です。
そこで、日頃からご協力いただいているユーザーさんにイベント登壇の依頼を積極的に行いました。
ハレの場としてスポットライトを当てることで、「自分もコミュニティを作っているんだ」という実感を持っていただけますし、なにより登壇者同士で仲良くなる良い機会です😊
PARK 2021のパネルディスカッションパートに登壇してくださった、いつメンの皆さま。いい笑顔!(写真はダイジェストレポートより)
このご登壇では、ユーザーさんのお1人にファシリテーションもお願いしたところ快く引き受けてくださいました!ご登壇者の皆さん同士がワイワイしているのを見ているだけで嬉しかった〜
ですが、人間、熱量は上がったり下がったりするものです。
いつまでも、続くと思うなユーザーの熱 (字余り、2度目)
そこでイベント開催後も、お互いに接点を持てるような機会を作っています。
「PARK café」という名で、「会いたい人に会いにいく、聞きたい話を聞いてみる」というコンセプトで繋がり続ける場の提供を行っています。
総勢6社7名! 労務ぶっちゃけ座談会【PARK café #02】
イベント登壇を通じて関係性や心理的安全性が構築されているからこそ、外では言いにくい悩みやあるある、なんなら愚痴も言えちゃうのです。もちろん、「御社はどうやってるんですか?」という相談も。
記事になった部分は1時間ほどのパートですが、オフレコパートは3時間ちょっと続く大盛り上がりでした!
来週には、ついにオフラインでの初開催が決定! いや〜楽しみ楽しみ
④素直にSmartHRユーザーさんに助けを求める
最後は、施策ではなくメンタリティ的なお話です。冒頭にも書いた通り、コミュニティの立ち上げや運営経験者は0、知識だって0というところから始まりました。そんな中でたくさん助けてくれたのは、SmartHRユーザーの皆さんでした。
ユーザーさんには正直に、「やり方がわからなくて困ってる。力を貸して欲しいし、一緒に作りたい」と伝えていました。SmartHRのユーザーさんって本当に温かい方ばかりで、優しい意見もストレートな意見もしっかり伝えてくれるんですよね。
イベントやパネルディスカッションのテーマも、登壇者や参加者の皆さんと一緒に考えて企画しています。
ユーザーさんには「自分たちもコミュニティを作っている」という手触り感を持っていただけるし、運営側としては「ユーザーさんが欲しいと思うものを作る」という、これもまたハッピーハッピー✌️な効果があるんじゃないかな、と思います。
まとめ
2021年は、SmartHR社にとってコミュニティ元年でした。来年はいよいよオンラインコミュニティのオープン、オフライン×オンラインの融合、活用アワードもやるかも?と、考えるだけでウヒョ〜と言いたくなる、盛りだくさんな予定が詰め込まれています。
それに伴い、もっとダイナミックに動けるよう採用もスタートしております。
この熱いムーブメント、一緒に作りたいぜ!という方はぜひお声がけください。DMやカジュアルトークもお気軽に!!