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クロマグロ釣り禁止と漁業のこれから
さて、今年もこの時期がやってきました。
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いつも通り、7月の採捕量は11日時点で規定量を突破している。相変わらずバ〇の多い業界である。釣り人も〇カだし、教育のできない遊漁船側も〇カ。どっちもどっちで、資源管理なんてどこ吹く風である。2時間も3時間もファイトして身が焼けた挙句、中途半端な血抜き・適当な温度管理とモタモタした解体の末に食べる100 kg超のマグロはそんなにうまいかね。
(過去の記事)
なので、今年からすっぱり足を洗うことにした。〇カに金を落としたくないし、マグロを食べなくても別に他に食べるものはたくさんある。状況が改善しない限り、この話についてここでアーダコーダ言うのはこれっきりにしたい。前に書いたシングルバーブレスフックの記事も更新するつもりはない。
加えて最近では遊漁だけでなく漁業のマグロでもよろしくないことがはびこっているようで。
もう規制方法自体をもう少し考えないといけないでしょう。現状では抜け穴が多すぎるんだと思う。牛肉のようにトレーサビリティ制度を導入した方がいい。何、手間がかかって面倒だって?こんなイタチごっこ染みた調査・取り締まりに時間とコストを払っている水産庁の職員は、国の予算で雇われているんですよ!
マグロだけではなくて、他の海産物でも不正が多発している。
前に書いたウナギもそうだし、どうしたってルールを守れない人間が出てくる。守れないんだったらルールを作る側と一緒になって、どうすれば「まとも」に仕事ができるかを考えるべきである。それが民主主義のあり方だ。この業界はどうも、世紀末人類が多すぎる。
とは言っても暗い話ばかりでもない。魚を取りすぎない工夫、というのもここ最近かなり実施されてきているようだ。
どれくらいの効果があるのかはまだ十分なデータが揃っていないものの、今後こういった取り組みを行う漁師とそうでないものの間では格差が広がっていくに違いない。遊漁でも、こういった考え方を広めていくのが効果的だと思う。
この世は常に変化しており、これに対応できなければ絶滅する。今までそうであったように、これからも同じことである。