それならこんな話をしてみては58
新年明けまして...というには遅い。
もう10日である。
今年最初の話し。
「コロナ禍」という言葉に飽きた今日この頃。
インフルエンザより...という批判はひとまず置こう。
置こうといばお香。
奈良県は葛城市にある當麻寺へ。
25日から10日まで奈良県で過ごした。
有難いことに何人とすれ違っただろうというくらい人と接触なしの静寂を過ごさせてもらった。
蓮の葉の糸で一晩であの曼荼羅を作成したという中将姫に会いに。
贅沢な旅路とはこういうものではないかと思うくらいだ。
「真美の視、多の言ノ葉必要なし」
私が勝手に考えた言葉である。
それ以上の言葉がない。
他者に伝える必要もない。
見るが如し。
どのお寺へ行ってもお香の良い香がする。
寺内にあったお茶のお香。
箱から香る良い香り。
二箱、買わせていただいた。
家でもこの香りに包まれるとはなんとも贅沢である。
マッチで香に火を灯し、消した瞬間の焚香。
本当に贅沢である。