「子守唄を聴きながら」枯渇と花
曳舟gallery hydrangea企画公募展「子守唄を聴きながら」開催中。本日も13:00~18:30です。
「乾いているな」と自分の絵を見て思う事があります。最近の気候もあり特に気になるかもしれません。
梅雨入りのジメジメとした気候の毎日、ちょうど休みの日に低気圧になると残念ながら寝込む人です。最近では{頭痛ーる」というアプリを入れました。湿度などは紙にもよく無くて描いている時に湿っぽい・・ペンのノリが悪い・・など感じてしまうと手が止まってしまいます。
「木々」や「花」描いていても、制作再開当初はつけペンという画材のせいか「線が鋭利で刺されそう」とご感想を頂いたこともありました。好きな作家さんはペンでも柔らかい線を描かれているので技量の問題かインクの種類の問題ではなかろうか・・と悩んだ事があります。
「乾いているのではなかろうか?」最近は思う事があります。
コロナ禍で人と合えない日々が多いと人と話して自分を理解するより前に、自分と話し合う(見つめなおす)日々が多いように感じます。
「どうして、木々と人を融合させるのだろう」あらためて自分の描き方に疑問をもったりしたのは頭痛で寝ている時でした。よく「欲がない」と言われますが自分では「強欲」だと思っています。【満足】という事をあまりしない性格の様で【満たされる】ことが余りありません。なにか満たされたと思っても一秒後には枯渇している時が有ります。
木の幹を見るとカサカサに乾いて触ると表面は水分さえ感じません。倒木に至っては中身さえカサカサです。そこに半分が水分で血というモノが流れる人間を融合するのは枯渇する自分自身が見え隠れしているのではないか・・と思うのです。
今回のテーマは「花」美しく咲くには地表らの水分による潤いに満たされないと咲く事のないものです。しかし「満たされ過ぎれば腐る」ものでもあります。
今回自分は「綺麗に花を表現できただろうか」
満たされ過ぎず、枯渇していない
綺麗な花が描けていれば幸いです。
「子守唄を聴きながら」開催中
2021年6月3日(木)~6月13日(日) 休廊日:火・水
13:00~18:30(最終日17:00)
*ご来場の際は、マスク着用にて宜しくお願いいたします。
*出展作品は、電話とメールにて通販対応可能です。
卯月螢WebShop