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色にまた興味をもった話

こんばんは、卯月螢です。
自分の感覚と向き合いながら、絵や詩や文章を制作しています。

今日は何を話そうかと思ったのですが、最近・・自分がまた興味をもった話をしようと思います。
スポーツを始めた・・という話ではなく「色」「color」に興味を持た話をしようと思います。
私は10年ほどペン画を描いていてモノトーンの世界で生きてきたのですが、
ここ最近また油絵や水彩とかに色を使ったものをやってみようと思い始めました。

昔、ちょっと色を見みなくなった事があります。
数年間、制作を辞めていた時期に色自体に興味をなくしました。

色に囲まれた生活をしていました。
学生時代から油絵を独学で描いていて、公募展団体に数年所属していました。仕事も画材店で絵の具や額に囲まれ、作家さんやカルチャーセンターの生徒さんやお子さんの作品にあった額をマットを選ぶ仕事が特にやりがいがあり好きでした。
その反面、今でも反省していますが家をかえりみなかった時期でもあります。この気質・・HSPを持っている人が全てではないと思いますが、親に理解されなかったことを心の傷として抱えることがあります。
私はそれをだいぶ長く引きずっていたのですが、絵を描く事とやりがいのある仕事に目を向けている余り・・母親の病気に気付けなかったという後悔が今でもあります。
仕事も油絵を描く事も、母が亡くなった事を皮切りにボロボロと崩れ出し
ストレスで仕事を辞め家に引き籠り生活。
全く絵を描く事・・制作する事自体に興味が無くなり「色」に対しても見向きもしなくなりました。

最近また「色」興味を持ち出したのが、これも・・何の因果か分からないのですが、コロナが始まった頃に父親の介護を始めまして息抜きに近くを散歩する事が日課になりました。
誰もいない昼下がり緑地や近所の広場の銀杏を見たり、青い空を見たり・・その時間がとても癒されました。

「銀杏」2022年227×158㎜
インク・紅茶・アクリル・水彩・ケント
その時の心情を描いた作品


改めて自分は自然が好きなのだと実感したら描いてみたくなり、ちょっとずつ油絵や水彩で描いてみたり、ちゃんと勉強がしたいなと思ったのはつい最近の事です。
本とか動画などを見ているのですがやはり色の世界は深いので、難しいなと思っています。そうやって色を意識し出すと身の回りの色も気になって
緑や青など好きな色をかってそれに囲まれて癒されたりしています。

6月2日から始まるグループ展に出展する「茨のガーゴイル」にも色に意味合いを持たして制作しました。短文にも一説入れたのですが、もしご興味がございましたら足をお運びください。

2023年6月2日(金)~6月11日(日)休廊:火・水
13:00~18:30(最終日17:00)
(曳舟)gallery hydrangea

出展作品「茨のガーゴイル」

音声記事


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