「子守唄を聴きながら」本日より開催@gallery hydrangea
本日の13:00から開催となりました、曳舟:gallery hydrangea企画公募展
「子守唄を聴きながら」
【花】がテーマの公募展です。ギャラリーの名前から花の印象なので象徴的な感じがいたします。
最近は家に花を飾る人が多くなったと聞きます。花の色や香りはメンタルを穏やかにさせてくれるように思います。色とりどりの花は華やかで明るい気持ちになる。今回出展した作品は私に珍しく色んな色を・・特に明るい色を使った作品が有ります。
混ぜて印象的に使う事はよくありますが、その花の色を使うのはとても久しぶりです。眼精疲労を持ってから外に出るのはほぼサングラス(最近はマスクをしているので妖しい人になるので帽子を被っています)色を裸眼で意識して見るのは余りありませんでした。見えない訳ではなく、見ようとするとモノを見過ぎてしまい疲れてしまうので見ないようにしています。年のせいか遠視と乱視も・・老眼もあるかもしれませんが眼鏡は必需品です。よく、「何故色を使わないのか?」と聞かれます。意識はしていなかったのですが深く考えると、人を外見で判断しないようにモノを色で判断しない生活をおくっていたので無意識で使っていなかったかもしれません。
今回出展した「秘密の花園」花の色を意識して描きました。辞典を見たり散歩の途中に見つけた花を触ったりして意識して描く事を心がけました。
とかく「メンタル面が絵に出てしまう」と常々に自分の絵を見て思っていましたが、今回は色があまりイメージできなくなってしまった事がありました。このご時世ストレスのない日々はありませんが、とかくこの絵の制作時期は裸眼で見る空さえ「青」であることを認識できないぐらいストレス塗れで生きていたので思い描いていた色が全く思い出せなくなり途中で出展自体を諦めようとした時期が有りました。
でもせっかく浮かんでくれた構図とストーリーと色だったのでスケッチとストーリーボードを何度も見直し現物や写真で見る色を想像と照らし合わせなんとか完成しました。
「秘密の花園」2021年 300×300㎜
インク・紅茶・アクリル・水彩・ケント紙・木製パネル
【失ってはじめて気付く事がある】改めて向き合って自分と照らし合わせて浮かんだイメージです。永遠を願っていても人生には終わりが有り、伝えたい時に伝えておかなくては気持ちや言葉は使う場所を見失い枯れてしまう。そんなものを囲い見守る花々・・「花言葉」を選び花に託し描きました。
時計草 ダリア アネモネ チューリップ 千日紅
中央には枯た木と花冠を被った女性
描き終えた時、ホッとしました。
ギャラリーから頂いた展示風景です。
「子守唄を聴きながら」
2021年6月3日(木)~6月13日(日) 休廊日:火・水
13:00~18:30(最終日17:00)
曳舟:gallery hydrangea
*ご来場の際は、マスク着用にて宜しくお願いいたします。
卯月螢WebShop