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制作日記:春の不調と最近の事

2月15日の木曜は強風で一睡もできず、さすが冬から春への変わり目だ。
春になるとソワソワすることが多いかも知れないが、それは急激な気温の変化に身体がストレスを感じているかもしれない。
とくに私は春は不調になる。
それが過去の作品の数点に封じてある。
「指先がぞわぞわする痛み」やら「背中から何かに押されるような鈍痛」なんて理解された事がないので絵に描いて残してみた。
〈こんなに痛いんですよ〉みたいに・・
でも春は嫌いではないのです。
洗濯物が乾くし・・特に土の踏み心地がいい。
膝が悪いので高いヒールの靴は履けませんが、地面に足の裏が近いと何か力というかそのようなものを足の裏から感じられて春は好きなのです。
感覚的なものですが、一番春が躍動的。
それが今年初めの作品「カンパネルラ」の作品に活かされている。
体調は良くはないが、気を付ければ何とか良い季節として過ごせるものです。
様は、考え方と感じ方の違いです。


「色彩心理を受講して、色を思い出した話・前編」掲載

リリ色彩心理講座を終了してから一ヶ月以上が過ぎ、ペン画と文章に油絵も加わる事になった制作。10年以上も色をうまく使えなかったので、絵の具で絵を制作することは今でも不思議に感じます。
〈もう二度と油絵は描かないだろう〉とイーゼルや画材を処分しようと考えていましたが思い直してよかった。
物事を諦めていることになれていたので、時として良い事ですが今回の場合は〈諦めが悪くて良かった〉
「なにか、今の自分に違和感を感じた」
そこから自分自身を振り返り、過去にいろいろおいてきてしまっていることに気付いて「今の自分から、変わりたい」思いから始まった色彩心理学受講の約一ヶ月。
〈変わりたい、その時に行動してよかった〉痛感する日々です。
違和感を抱えたまま歩くのは、将来が不安定で不安になる。
しかし、変化するのは怖いしさらに不安でした。
「今の自分を変えたい、なら今までの自分を振り返らなければいけない」
悪い事も、良い事も。
そんな懊悩した日々とそれを経て変化した自分を記録した備忘録。
あと中編と後編も掲載するので有料ですが、読んでいただけると嬉しいです。

久々のペン画とオンラインショップの話

昨年に過去絵を振り返り、マットから外してしまった作品の整理をした。
自分の手元に置いては白い画面に出てきてくれた作品と自分自身に申し訳ないと思い、3月ごろにオンラインショップでシート販売を企画しています。
全て手書きの原画の一点もの。
それぞれが誰かの琴線に触れ旅立つことを願ってなりません。

油絵を制作再開してから、久々のペン画制作。
年末からの腱鞘炎も筆も持ってリハビリしていたおかげか、数時間だったらペンをもって細かいものも描けるようになり再びの制作。
身体的な事もありましたが、ペン画を制作する上で精神的なリハビリもうまくいったのか世界観を取り戻しつつあります。
〈作品は日記のようなもの〉
そのなかで制作の原点になった、仄暗いゴシックの世界観。
描けなくなるかと心配しましたが、問題なく描けるようになりました。

「愚者の杖」150×100㎜/オンラインショップ掲載中
強者の皮をかぶる、そんな虚しさの絵
手前の作品「常闇」は個人蔵となりました。

6月に参加する展示はどうしてもゴシックの世界観で出したかったので、いろいろイメージをつめて下絵完成。
腱鞘炎はまだ完治していないので、無理せず丁寧に制作していきたいと思います。

現在再編集している詩画集からインスパイアされた「鴉」F0サイズぐらい

昨年は振り返りと変化の年
今年は変化を実体験する年にできたらと思っています。
昨年と今年のペン画制作などでも微かに変化が見れるので、些細な変化も大事に現在制作中です。

詩画集


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卯月螢 /心の風景を描く「心象画」
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