合理的でも何でも推測はあくまで仮説に過ぎず、根拠つくりが大事、かと。
先日の東京15区の補選に関しての伊藤先生のお話から、、「材料を集めて仮説を立てる所まで出来れば学士としては十分」、ただ「修士以上は裏付けとなる具体的な根拠を提示していく必要がある」とは、まぁ、そうだよなぁ、と、納得しかありませんでした。
あと「常に疑問から入る」のは学問としてみれば大前提かと。結果ありきだと話にならない(ただの思考停止に過ぎない)のは、文理問わずにどの学問でも同じと思います。私の基礎学問は歴史学ですが、確か1年時の概論か何かの教材が『歴史とは何か』で、それでも同じようなことが述べられていたかと、、「現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話」とは、うまい言い回しだなぁと今更ながらに、、新版も定期的に再読しよう、閑話休題。
なお伊藤先生は続けて、今回の補選結果を出口調査ベースで考えると、とのことで、、
「自民党の票は須藤さんに流れていた、飯山さんではない」
「無党派層も2割は須藤さん、1割が飯山さん」
「どちらかというと、無党派層が維新に入れてない」
「小池さんの神通力が切れてることも可視化された」
との内容を述べられてました。その上で、飯山さんは無党派層をある程度囲い込めたのは、当初の予想よりも健闘されたよね、とも、、なるほど。同世代以上の無党派層には、(ネットでの狂乱振りを知らなければなおさら)響くのでしょうか。
江崎先生も翌日くらいに仰ってましたが、どこかが一本釣りしてもおかしくないとは、うーむ、、確かに維新か国民民主辺りだったら、少々興味深いことになりそうです。ワンイシューで比例スタートとかだと十分に勝負になりそうだなぁ、、(個人的には嫌ですが)。
もうしばらくすれば、もう少し深堀りした検証結果の数値なども出てくるでしょうから比較してみたいですね。数値的な側面では、飯田先生、上念さん辺りからも何かしら出てくることを期待したい所ですが、、楽しみにしていよう。
まぁ少なくとも、根拠も示さずに合理的推測とかのふわっとした言葉で誤魔化しながら自分にとって都合のいい結果だけに飛びつくような、なんて真似はしたくないですねぇ、、そういやアンケートの信頼度的には「有効回答数は1,000が目安」なんて話を以前にWeb解析士か何かの研修でやったなぁ、十年以上前なので最近の研究成果はどうなんでしょう、少し調べてみよう。
時系列的に、投票前の調査結果のようですが、どちらかというと目安に近いのかな。また「インターネット調査」となると、元々の属性が偏っているような気もしますが、、飯山さんがネットでの知名度が高いとの点を、ある程度は差し引いてみる必要もありそうです。
読売さんの調査だと、伊藤先生が仰っていた当日の出口調査とも大体の粒度はあってそうです、、他にも整理された数値データとの比較もみてみたい所ですね、少し間をおいてから探してみるかなぁ。