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【雑感】トランプさんは「民主主義の敵」ではなく「共産主義の敵」でしょう。

5日に投開票が行われた米大統領選で、共和党候補のトランプ前大統領(78)は6日未明、南部フロリダ州ウエストパームビーチで演説した。大勢の支持者を前に「米国民にとって素晴らしい勝利だ。米国を再び偉大にする」などと述べ、勝利を宣言した。

出典:「米国を再び偉大に」トランプ前大統領が勝利宣言
(『産経新聞』2024年11月6日)

さて、トランプさんが事前の(オールドメディア界隈以外での)下馬評通りに第47代アメリカ大統領に当選されました。4年前「不思議な旅に出ることになる」といったところから見事に返り咲いた形になります。そういや今回は”ジャンプ”は無かったんですかね、、さすがに厳しかったかな、シランケド。

そして石破さんも(やや遅かった気はしますが)祝辞を送られていて、これから会談などのセッティングが本格化していくと思います。そういった意味では(恐らくは岸田さんとも相談されたうえで)4月の時点でトランプさんと接触していた麻生さんの布石がここで生きてくるのではないか、と個人的には期待したいところ。

実は麻生さん側からトランプ氏に接触したのではなく、トランプ陣営の方から麻生陣営にアプローチがあったようです。具体的に言うと、トランプ氏の義理の息子のジャレッド・クシュナー氏がジョン・D・ロックフェラー5世に頼んだようです。ロックフェラー家と麻生家は代々、近しいのですね。このロックフェラー家を通じて「アメリカに来てくれ」という要請があった。

出典:「自民・麻生氏「訪米」はトランプ氏側からの要請だった」
(『NEWS ONLINE 編集部』2024年1月18日)

「ロックフェラー家と麻生家は代々近しい」、こんなコネは最大限に活用しないと、、積み重ねた交誼の歴史、一朝一夕でできるものではなく、こういうのはきちんと継承("世襲")していかないと、とあらためて。

さて石破先生、麻生先生や岸田先生といった重鎮クラスを地ならしの特使としてトランプタワーに送り込むくらいの調整ができるかどうか、ある意味試金石ですねぇ。

まぁ、初動としてはそつなくこなしたと思いますので、頑張っていただきたいところ。

ちなみに現時点でも開票作業は続いているようで、、

(「NHK NEWS WEB,開票速報:アメリカ大統領選挙2024」より,2024年11月7日22時08分時点)
(「NHK NEWS WEB,開票速報:アメリカ大統領選挙2024」より,2024年11月7日22時08分時点)
(「NHK NEWS WEB,開票速報:アメリカ大統領選挙2024」より,2024年11月7日22時08分時点)

現在の焦点は、共和党が下院も取れるのかどうか、いわゆる”トリプルレッド”となるかどうか、といったところでしょうか。ただ、なったらなったで政策実現に速度感が求められることになりそうですから、早ければ2年後の中間選挙で「レームダック化」するかどうかの審判が下されると思います。

(「Donald Trump Jr. 氏の「X(旧:Twitter)」ポストより」2024年7月14日(日本時間))

個人的に、今回の勝利の報を目にして最初に思い出したのはこちらの一枚。いろいろと懸念事項も山積みですが、トランプさんのアメリカに対する祖国愛は本物でしょうし、そこから来る「アメリカ国民」を守るとの価値観も真っ当でしょう。

それだけに、立場を問わずに相手にも同じことを求める傾向があるのも見てとれて、「ロシアに対する祖国愛は本物であろう」プーチンさんと親和性が高そうだとの評もその辺りから来ているのかな、と個人的には。

ある意味で「自国のことはまず自国で守る気概を見せろ、助けるのはそれからだ」との覚悟を求められることになるのでしょうけど、真っ当と言えば真っ当な覚悟。

その上で、ウクライナへの侵略戦争にどう関わっていくのかとの点においては、(台湾有事も視野にいれた)日本が主導を握っていくくらいの動きを見せていただきたいところですが、、さて、石破政権がそれを担えるのかどうか、といったところが日本にとっての次の焦点でしょうか。

「トランプ氏は全体主義者」「ハリス氏は共産主義者」。候補同士の糾弾を支持者は自らへの攻撃と受け止めた。そうした怒りを活力に変えたのはトランプ氏だが、2度の暗殺未遂にも遭遇した。分断と暴力をあおった罪は、トランプ支持者を「民主主義の脅威」と呼んだ民主党にもある

出典:「新たな分断と戦争の時代 「悪の枢軸」にどう立ち向かうのか ワシントン支局長 渡辺浩生」
(『産経新聞』2024年11月6日)

トランプさんは「民主主義の敵」ではなく「共産主義の敵」でしょう。

共産主義者が「"民主主義"の仮面を被って"排他的"に相手を非難する」、まっこと、戦前のコミンテルンのやりようとの共通点を見出してしまって仕方がないのですが、、で、それに乗って「トランプさんだけを執拗に攻撃する日本国内のオールドメディア群」も同罪です、恥を知れ(だから"マスゴミ"と揶揄されるのですよ)。

一方では綺麗事を唱え、一方では戦争を煽り、戦争を起こさせ、それを終わらぬようにする

金持ちへの嫉みや不信を煽り立てることで「自由」の基盤となる議会や自由主義経済を否定し、全体主義的な統制への道を切り拓く

社会を分断し、混乱させ、人々の不信感と憎悪を高める-。このようなコミンテルン的手法は、あまりに悪魔的といえる

出典:『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』

Q. 日本経済への影響は?

A. トリプルレッドによる減税を背景とした米国経済の加速は、輸出拡大を通じて日本経済にもプラスの波及効果をもたらすと期待される。実際、6日の東京市場ではトランプ氏勝利への織り込みが進み、ドル高円安が加速したほか、日経平均が前日比+1,005円(+2.6%)と大幅な上昇を示した。一方、トランプ氏が保護貿易政策を先鋭化させる場合、自動車産業を中心に日本の輸出産業への影響が懸念される。最終的な日本経済への影響はこうしたプラスとマイナスの綱引きで決まるものの、現時点においては流動的な要素が強く、日本経済への影響を巡る見通しの不確実性は非常に高い。

出典:「トランプ氏勝利で米国経済はどうなる?」
(「第一生命経済研究所」2024年11月6日)

なんて、TLで流れてきたこちらの記事を眺めながら、、ようは、現時点では何もわからないよ、不確定要素が大きくて、といったところ。にもかかわらず「ハリス氏でないと民主主義が終わる」とか「またガラスの天井ガー」とか、、もうね。

不思議と、先日の高市さんの総裁選の時には「ガラスの天井が」なんて風には騒がれませんでしたし、さらには先の東京都知事選では「蓮舫氏はガラスの天井に」とか、、小池都知事も女性なんですけど、とか、もうね(2回目)。

今どき小学生ですらやらないであろう論旨の破綻を、平気で喧伝してやまない有様、結論ありきで事実と向き合おうとしないからこうなるのですよ、「クロスオーナーシップ規制や電波オークションに目を瞑り、報道の自由を毀損し続けているオールドメディアの皆様」はどうして理解できないのか、、だから揶揄されるのですよ、マス(略

民主主義は終わるものではない、主体的に守るものです、仮面を被った共産主義勢力から、、なんてあらためて痛感させられています。

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