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【雑感】年賀状、意外と頑張ってたんですよ。

日本郵便は13日、手紙やはがきの郵便料金を10月1日から約3割値上げすると発表した。現在の1通84円から110円へと上がる手紙(25グラム以下の定形郵便物)では、消費税増税時を除き1994年以来、30年ぶりの料金改定。はがきは63円から85円に変わる。電子メールなどの普及を背景とした郵便物の減少に加え、人件費や燃料費の高騰で赤字に陥る郵便事業の収益改善を目指す。

出典:「日本郵便が値上げ 手紙10月から1通84円から110円、はがきは63円から85円に」
(『産経新聞』2024年6月13日)

まぁ、需要がなくなってきたとのことでしょう、さすがにハガキ1枚85円は高いですね、、リアル年賀状も次が最後かな、と個人的には。

思い返してみれば、結婚した年は(1月挙式だったこともあり)業者さんに作っていただいた結婚式の写真タイプの絵葉書でしたが、その後は干支にちなんだハガキを自作していたようです(残ってました)。

そして息子が生まれてからの2007年以降は、テンプレのように写真をレイヤ重ねで散りばめて自作していて(Photoshopはこの位しか使えません)、また印刷は富士フィルムさんの年賀状印刷サービスにずっとお世話になっています、仕上がりが綺麗なことこの上ないのです。

半分は親孝行気分で、父親が8人兄弟で親戚も多かったのでそちらへのご挨拶もかねてでしたが、今までの歴代20枚ほどをまとめて見返すとちょっとしたアルバムですね、、時間泥棒です。

なんのかんのと、喪中(祖父母、義父)以外は毎年80枚前後くらいは送っていたような気もしますが、年々諸事情で漸減していっているのも確かで、、またいただく年賀状にも「年賀状は今回で最後です、来年からはSNSやメールなどでのご挨拶に~」なんて書いてあるケースも増えてきていて、これも時代かな、と。

なんて思っていた矢先のそれなりの幅での値上げとなると、息子も大学に受かってキリもいいですし、やめ時としてはいいタイミングなのかなぁ、、入学式の写真も撮れてますし。気分的には「His Last Bow」って感じでしょうか、、いやまぁ、各種SNSでの新年のご挨拶的な投稿は継続すると思いますけども。

いずれにせよ、広義での郵便システムが内包する情報インフラとしての社会的使命は一つの終局を迎えていて、狭義での郵便組織が生き残っていくためにはどう転化していくのかとのフェーズなんでしょう、次世代(30年後位)では「郵便」は「公衆電話」と同じくらいの存在になっているのかな、なんて歴史を学んだ一人としては興味深く見ています。

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